昨晩は10cm近い積雪があったのですが、今日は朝から良い天気。
気温もグングン上がって、積もった雪はすぐに解けてしまいました。
さて、天文雑誌「月刊星ナビ」のアストロアーツ社より
・星景写真撮影術
・星空写真撮影術
という2冊のムック本が発売されました。
「景」、「空」の一字違いで、どちらもデジタルカメラで星の撮影をする
ためのノウハウ本という、とても紛らわしい2冊です。
内容的には「星景写真撮影術」が「デジタルカメラと三脚で撮る」と
いうもので、最も基礎的な星の撮影の解説本です。
「星空写真撮影術」のほうは「デジタルカメラと赤道儀で撮る」という
内容で、より高度なテクニックを解説しています。
星の写真を撮る手法というのは様々で、赤道儀を使ったから偉いと
いう訳ではなくて、三脚のみで十分時もあれば、赤道儀を使った
ほうが良い場合もあるので、どちらの手法も身につけたいテクニック
です。
例えば今日は満月で空が明るいので、星空の撮影をするのに赤道儀の
出番はありません。
あまり長時間露光をすると昼間のように明るくかぶってしまうから
です。
星の軌跡を撮るときも赤道儀の出番はありませんね。
月のない夜により暗い星や天体まで写そうと思えば赤道儀の出番に
なります。
また望遠鏡にカメラをつなげて月や惑星のクローズアップを撮る
ときは、赤道儀があったほうが圧倒的に楽です。
(なくても撮れないわけではないですが・・・)
赤道儀を使うのは少しハードルが高いですが、「星空写真撮影術」
では各種写真用赤道機の紹介や基礎的な使い方の解説も易しく書か
れているので、ぜひ身につけて頂きたいです。
ところでこの2冊の本にはどちらもスタパがしっかり紹介されて
います。
星の写真を撮りに行くのにスタパのような(星を売りにした)宿泊
施設に泊まるのも良いですよといった感じで紹介して頂きました。
取材の時に全面的に協力したのですが、とても大きく採り上げて
頂いてとてもありがたいことです。
先日は宙ガール向け星空写真講習会も(今年で2回目ですが)スタパで
行われましたし、星空の写真をスタパで撮るためにご利用頂くのは
大歓迎です。
貸出用の写真用赤道儀や大型三脚も準備しましたし、ゲストが少ない
ときならば、私もレクチャー(初心者の方のみ)をしようと思っています。
スタパに泊まって星空の写真を撮ろう!