ロスマンディを据え付ける(3、完)

今日は日中少し雲が多かったですが、夜には良く晴れました。

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今日は夕焼けがかなりきれいでした。

さてスタパのニューフェイス赤道機ロスマンディ(G11)の据え付け
工事のその後、今回が最終回です。

前回は雨風をしのぐための跳ね上げ式サイクルハウスの施工でしたが、
今回はその後の運用に向けての細かな作業です。

まずは三脚周りに人工芝を敷きました。

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足下が地面のままだと、足場が不安定であったり、万一物を落とした
ときに破損したり汚れたりするのを防止するためです。

雨のあとも足場が良くなると思います。

ハウス内には常時カーゴケースを置き、中には電機部品やバランス
ウエイトなどロスマンディ専用の部品を収納しています。

電機部品は防水パッキン付の容器に入れています。

このカーゴケースは蓋を閉めた状態でベンチとして使えます。

写真では分かりにくいのですが、ハウスの傍らに鋼管パイプの杭を
打ち込んでハウスを跳ね上げた状態で(ヒモで)固定できるように
してあります。

三脚にはカゴをぶら下げて、アイピースなどのちょっとした部品を
一時的に置けるようにしています。

電電は下のような電源ユニットを製作しました。

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きちんと防水コンセントを設置しようかとも思ったのですが、電線を
埋設したり、コンセントBOX設置用に杭を打ったりかなり大がかりに
なりそうなのでめげました。

テーブルタップを転がすだけでも実用上はそれほど困らないかとは
思ったのですが、自立式のコンセントがあった方があった方が何かと
便利かと思い端材を使って作りました。

防雨型でブレーカー内蔵のコンセントなので安心して使えます。

結果的に固定式の防水コンセントを設置するより融通が利いて便利に
使えそうです。

端材での木工作業のついでにこんなものも作りました。

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銀マットをステープルで貼り付けて・・・

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望遠鏡の操作をするときに、地面に膝立ちしたり、直に座ってしまう
ほうが楽な場合が多いのですが、服が汚れたり、膝やお尻が痛いという
問題がります。

そこにこんな物があると服は汚れないし、痛くない、さらにはとても
暖かいという快適装備です。

通常は置き場所に困ったり、持ち歩きが面倒という欠点があるのですが
ロスマンディ専用でハウスに常備ということであれば便利に使えそう
なので作ってみました。

以上でロスマンディの配備が完了しました。

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今夜は早速「長光」(D=60mm,f=1200mmアクロマート)を載せて月を
見ました。

鏡筒が軽いので純正のバランスウエイト(5kg)が付けられません。

500gのエクササイズ用ウエイトで代用しています。

長光の場合、鏡筒が軽くてもとても長いので並みの架台ではかなり
ぶれやすいですが、ロスマンディでは完全に架台が勝ちます。

ピント合わせなどで鏡筒に触ってもほとんどブレずに使うことが
でき快適です。

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気をよくして上のセットで撮影した月です。
(いつもの遊星号より確実に良く写ります。)

今後は極軸の調整をもう少し追い込みたいですし、オートガイダー
などを組合わせての運用を確立しないといけませんが、とりあえずの
運用が可能となりました。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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