BKMAK150を使う その2

今日も雲は多めですが、まあまあ良い天気。

昨日に続きBKMAK150でいろいろ見てみました。

月、木星、土星、二重星などなど、

鏡筒の温度順応を充分にしたことと、夏で気流がとても安定していて、なかなか良く見えました。

月は雲に邪魔をされたこともあり少しコントラストが低い感じがしましたが、充分に満足できる見え味です。

木星や土星も口径なりにシッカリ見え、幸せな気分で眺めることができます。

望遠鏡も口径が150mmくらいになると(粗悪品でなければ)かなり惑星が楽しめるようになりますし、それほど苦労をせずにそこそこの写真を写すことができるようになります。
(上の木星と土星は雲に邪魔をされつつかなり短い時間で撮像したものを、サクッと処理したもので、本来の性能のごく一部しか引き出していないので悪しからず・・)

近接二重星もわりとカリッとした見え味で分離が容易に感じられました。

星雲星団は口径なりですが、2インチサイズ40mmの広角型接眼レンズが使える(45倍)ので、予想外に楽しめそうです。(スバルやオリオン大星雲が視野いっぱいに見えるはず)

そういった意味でBKMAK150は期待を裏切らない鏡筒だと思います。

鏡筒の重量が6kg弱というのは、気楽に使うための重量として(私的には)ギリギリのところです。(欲を言えばもう少し軽い方が良いのですが・・・)

でも口径200mmクラスになると(鏡筒が短いシュミカセでも)持ち運びに気を使うし、スペースもかなり大きく必要になります。

気楽に(車で)持ち歩けて、性能に妥協しないギリギリの落としどころが150mmのマクカセといった気がします。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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BKMAK150を使う その2 への3件のフィードバック

  1. 小澤利晴 のコメント:

    オーナー様、こんにちは。
    値段と口径からみるとなかなか良くできた鏡筒だと思います。

    メニスカス補正板の形状から、鏡筒内の反射光が周辺に拡散されるため、視野のコントラストはニュートンやシュミカセに比べて、良好と思います。また、余計な光がかぶらないので天体がとても美しく見えると思います。この点がマクストフ光学系の最大の利点かと思います。

    鏡筒を前から見ると、副鏡のメッキ面が小さく見えるので直径比遮蔽率が小さいように見えます。しかし副鏡バッフルがおそらくラッパ状に開いているので、実際の遮蔽率はもう少し大きくなるのではないかと推測されます。
    その点も鑑みて、好シーイング時のもと300倍前後の高倍率での木星、土星などの模様の見え方がどのようなものなのか非常に興味深いです。

    この15cmのグレゴリーマクストフ、私は使用経験がありませんのでオーナー様のレポートがとてもありがたいです。

  2. 小澤利晴 のコメント:

    18cmのものを購入しました。
    一通り観ましたが、上弦の月の欠けぎわのクレーター これがとても良かったです。視野のコントラストの良さが際立っていて、見ていて圧倒されます。200倍前後が最も良いと感じます。この美しさは同クラスの光学系の中でナンバーワンと思います。

    土星は単眼で見ても立体感を持った見え方をします。リングの中に本体が浮かんでいるような見え方です。これも他の光学系では味わえないものです。

    木星の模様の詳細は、もう一息といった見え方です。150倍ぐらいまでは、8cmの長焦点屈折の方が良いかもしれません。また、200倍まで上げるとややピントが甘くなる印象です。ただこれは、この鏡筒がシュミカセ以上に順応に時間を要することに起因しているかもしません。3時間以上順応させれば違った結果が得られる可能性もあると思います。

    星雲星団、特に散光星雲はこの光学系の真骨頂です。やはり視野のコントラストの勝利です。特筆すべきはM42で、特に市街地での見え方はひとクラス上のシュミカセを超えるものです。

    結論として、月、星雲星団、土星が素晴らしい。木星の高倍率性能はまだ検討の余地ありといった感じです。

  3. スタパオーナー のコメント:

    小澤さま
    BKMAK180、ちょっと羨ましいです。
    このシリーズは5″、6″もわりと評判が良いですね。
    コントラストが高く、高倍率重視の長焦点、月・惑星が得意かと思いきや散光星雲にも(特に口径でアドバンテージのある18cmは)向くというのは目から鱗ですね。
    コストパフォーマンスを考えれば侮れない選択ですね。

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