今日は久々に青空が広がった感じです。
スタパの庭ではコスモスが満開となりました。
秋の星空探訪(スタパ流) その2
双眼鏡で秋の南天を楽しむ
秋の星空は天の川が北の空を飾る関係上、南天は明るい星が少なくてかなり地味です。
前回は望遠鏡で見るときのこのあたりの見所の一つとして球状星団を紹介しましたが、今回は双眼鏡での楽しみを紹介します。(望遠鏡で見るだけでなく双眼鏡でも楽しむのがスタパ流です)
でも現代より遙かにきれいな星空を(とても良い眼で)見ていた古人(いにしえびと)達は、私たちが想像するより遙かに暗い星が見えて、自由な発想でこのあたりに星座を作っていたように思えます。
古い星座絵に描かれた絵が必ずしも想像の産物では無く実際にそのように見えたから、その通りに描いたと思えるところがたくさんあるのです。
現代の星空環境や現代人の眼では気がつかないことが多いのですが、双眼鏡を使うと古人達が描いた星座絵が夜空に浮かび上がってきます。
☆まずは小手調べ「こうま座」を探そう
こうま座は全天88星座のうち小さい方から2番目(本州付近で見える星座としては最小)の星座です。
ペガスス座の鼻先わし座・いるか座など夏の星座との境界にあります。
星座絵を見るとそれものはず、親馬(ペガスス)の影から顔だけ除かせているという設定なので小さいわけです。
4~5等級の星で構成されるので肉眼では見つけるだけでも一苦労ですが、低倍率(5~8倍)の双眼鏡を使うと意外とスッポリ視野いっぱいに捕まえることができます。
☆ペガススのたてがみを見よう
さてこうま座を見つけることができたら、次はペガススのたてがみを探してみましょう。
星座絵には立派なたてがみが描かれているのですが、星座線では鼻先から肩口までが一本の線で結ばれているだけです。
でもこの首のあたりを双眼鏡で見ると、頭のてっぺんあたりは・・
首の中程にも
というようにたなびくたてがみのような星列が見えてきます。
写真だと分かりにくいかも知れませんが、双眼鏡で眺めるとモシャモシャとたてがみがあるように見えてくるから不思議です。(続く)