NEWTONY(ニュートニー)がやって来た その5

今日も晴れのち曇り雨。

朝は晴れているのに・・・・

さて今日もニュートニー君シリーズを続けます。

ニュートニー君の倍率は(純正のままだと)20倍です。

このくらいの倍率だと、振り回しているうちに何とか目的の対象を導入できないことも無いといった微妙な倍率です。

特に昼間だと近くの目印になるものから目的の対象まで持って行くことができやすいのですが、夜の暗闇の中だと意外に苦労します。

ニュートニー君には導入支援用として接眼部の横に「照準用の突起」が設けられています。

鏡筒の後方からこの突起が重なるような位置関係の先に目的対象が来るように、鏡筒の向きと眼の位置を合わせます。(拳銃の狙いを定めるようなやり方と同じです。)

ただし真っ暗闇の屋外ではどう頑張ってもこの照準は見えません。

星を導入するときにはハンドライトなどで照準が見えるように照らしてあげる必要があります。

とは言え卓上型のニュートニー君、対象の高度が高くなると鏡筒後方に眼を置くことが事実上不可能になります。(これを解決するには普通のカメラ三脚などに載せ替えてあげなければなりませんがこれについては別項で紹介します。)

そこで登場するのが付属品のスクリーンアイピースです。

スクリーンアイピースをニュートニー君に取り付けると

意外に広い範囲が見えます。

例えば同じ場所からビクセンのポルタA80Mfに付属する6倍の光学ファインダーでみると、

スクリーンアイピースは見える範囲が少し狭いですが8~10倍くらいに相当する範囲が見えていることが分かります。

このくらいの視野の広さがあると導入がかなり容易になると思います。

昼間や、特に明るい天体である月や木星・金星などの導入はスクリーンアイピースが便利だと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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