今日は晴れのち曇り。
3晩連続で好天だったので少し疲れ気味ですが、午後に日が陰ったのでヒマワリの苗を植えました。
この苗、昨年スタパで咲いていたヒマワリから採取した種から育てた物です。
少しモヤシ状態ですが、しっかり育ってくれると嬉しいです。
さてコロナもだいぶ沈静化してきているようでスタパにも少しずつゲストが戻ってきてくれて嬉しい限りです。
この週末は学生時代の天文部の先輩方が久々に来てくれました。
「お土産だ!」と持ってきて下さったのがこちら、
古~い望遠鏡やその部品。
ウーン、断捨離中なので~・・とご辞退しようかと思ったのですが「まあイイから、イイから・・」と置いて行かれました・・・・。
みなお蔵入りかしらと思ったのですが、ふと思い出したのがこちら。
ひょっとして同じ仕様のミラーかもと調べてみたら、ビンゴ!
ミラーの外寸も焦点距離もほぼ同じものでした。
頂いた方(左)の方が曇りがなく綺麗なので入れ替えて見ました。
ただし頂いたミラーの精度が分からないので星の見え味の方は未知数ですが、昼間景色を見る分には全く問題なさそうでした。
まあ元々低倍率用の機種なので曇りがない分反射率も向上しクリアに見えてくれるのではと期待しています。
オーナー様、
ニュートンのミラーと言えば半世紀ほど前は国産のOEMメーカーが一手に研磨していたかと思います。そのメーカー製のミラーが主要な各メーカーに収められ、多くのニュートン式反射望遠鏡が市場に溢れていました。ですので、どのメーカーのものでも性能が非常に安定していたように記憶しています。当時、アマチュアの平均層では10cmF10のニュートンが反射望遠鏡の主流で、実際私も使用していましたが、200倍程度で惑星を見ても素晴らしく良く見えていたのを覚えています。
今やこの分野は海外製、特に中国製が主流ですね。ニュートンで残っているのがおそらくビクセンのR200SSくらいでしょう。しかしこれはどちらかと言うと写真鏡に位置付けられると思います。
国産で、20cmF6くらいのニュートンが復活してくれればと思いますが、現在では厳しいでしょうね。
小澤さま
15cmF5のニュートンは星雲星団も一通りそれなりに見ることができることと、口径のわりに取り回しも良く、星の色の見え方がとても素直に見えるので気に入っています。
でも望遠鏡業界を見ていると、国産ニュートンの復活はかなり難しそうですね。
オーナー様、
おっしゃる通り15cmF5ニュートンは扱い易く、何でも無難にこなす性能があるので、私も10年くらい前に使っておりました。私のものは激安の中国製でしたが、1台は超当たり、もう一つはハズレでした。超当たりの方は、木星の模様が不気味なくらい詳細に見えました。これは手放さなければよかったと、今も後悔している機材です。
ハズレのものは原因はミラーでした。アスが強く出ていて、改善ができるレベルではありませんでした。
今の中国製は性能がとても安定していてシュミカセにしてもマクカセにしてもハズレがうんと少なくなったと聞いておりますが、10年くらい前まではミラーに非点収差が見受けられるのもが散見され、運悪くそれに当たってしまったというケースですね。
ニュートンのミラーは主に、焦点面波面誤差(PV)と、滑らかさ(RMS)を持って評価されることが多いですが、実はそれ以前に正確に回転放物面として研磨されているかどうかが重要なポイントになるのかなと思います。それが不完全なためにアスが生じているミラーに過去に何度も遭遇しています。その度に主鏡をセルから外して回転させて対処していますが、いくら頑張ってもアスが消えないものもあったので、最近のものはどうなのかなと思っています。
ニュートンは単純な光学系ですが、当たりを引けば最高のシャープさを味わうことができる、望遠鏡の頂点だと思っています。今は中国製ドブソニアンが主役の座を占めつつある感がありますが、13cm〜15cmの短焦点のものもしっかり検討している感があり、今後どうなってゆくのか興味深いですね。