今日もスタパ周辺は良い天気です。(月はひときわ明るいです)
さてCMOSカメラASI585MCとパナ製m4/3用レンズF 2.8/f14㎜の組み合わせ
ピントが出ないのと適切なUV/IRフィルターがない件につき解決方法を一つ。
実はこの組み合わせのままでもコリメート撮影ならほとんど問題ないです。
コリメート撮影ではレンズーカメラのフォーカスがあっていなくても望遠鏡側のフォーカス調整でピントを追い込むことができます。
またUV/IRフィルターは接眼レンズの望遠鏡側に48㎜径を付ければよいのです。
試しにD80/F10の屈折望遠鏡に付けたところ問題なく合焦し、約260㎜の焦点距離と同じ拡大率になりました。
0.3倍の縮小率で、8㎜レンズほどのインパクトはないですが、レデューサーなどでは得られない大きな縮小率と言えます。
また組み合わせるラベンデュラアイピースとの組み合わせでは写野の円形ケラレがかなり少ないので自然な写野になります。
というわけで気をよくして40㎝望遠鏡に取り付けて撮影してみました。
40㎝望遠鏡との組み合わせでは約1200㎜相当の焦点距離で、画角としては35㎜換算で約4000㎜相当になり月だとはみ出す大きさに写ります。
あれい状星雲M27(上)や球状星団M15(下)はちょうどよい画角です。
フォーカスの位置がわりとシビアーで天体を変更するたびに調整が必要で、横着をすると周辺像が乱れます(下のM57がその状態です)
小型の惑星状星雲(上:M57 、下:M76)では少し物足りない視野角です。
大きなアンドロメダ銀河などははみ出して何だかわからない状態になりかねません。
対象によりオールマイティがないのはいつものことなので割り切る必要はありますが、F10 ~15クラスの望遠鏡でも電子観察を楽しめる手法として十分ではないかと思います。