まずは昨晩の月。
昨晩も良く晴れていましたが、シーイングは非常に悪く、月の縁が
ギザギザになってしまいました。
気流の影響を受けにくい小口径(5cm)のラプトル50なのでなんとか
絵になっているという感じです。
今日も少し雲はあるものの青空が広がっています。
今日は長年の懸案事項であった40cm望遠鏡の小改造を敢行しました。
今回の改造はアクセサリー取り付け用のダブテイルプレートの取り
付けです。
従来から40cm望遠鏡にはサブスコープを同架しているのですが、
この同架用の仕組みは照明用のレールを加工して自作した物で、
強度的には非常に弱く、かなり無理がある物でした。
たわみが大きいので、主鏡の向きにより主鏡との光軸が大きく狂う
ので、その都度調整をしなければならないという欠点がありました。
落ちなければいいや・・・くらいに軽い気持ちで作ったまま10年
くらいそのまま使ってきたのですが、こんかい思い切って純正の
ダブテイルプレートという部品を付けました。
部品代が5万8千円とかなり高価なので躊躇していたのですが、
スタパの利益を稼ぎ出してくれている望遠鏡ですから少しお金を
掛けてあげてもよいかな・・と考えることにしました。
で、ダブテイルプレートを取り付けたところです。
従来とは比べものにならないくらいガッチリしています。
それもそのはず、このプレートを介して鏡筒そのものを別の架台に
取り付けることができるようです。
これにスライド式のアダプターを介していろいろな部品が取り付け
られるのですが、重心が高くなるので今回は微動雲台を直づけ
しました。
従来は微動雲台に鏡筒バンドを直づけしていたのですが、今回は
別鏡筒への換装を容易にするためアリミゾアダプターを取り付け
ました。
作業が完了したのが日没後で暗くなってしまいましたが、なんとか
改造を完了しました。
これで使い勝手が大幅に良くなってくれることでしょう。
今回は予算の都合上、サブスコープを取り付ける上側だけダブテイル
プレートを取り付けました。
下側はカウンターウエイトの取り付けのみなので当面は従来の
ライティングレールで行こうと思うのですが、格好を考えると
やっぱり下側もダブテイルプレートにしたいなぁ・・・