今日は少し寒さが緩みましたが、空は八ヶ岳ブルーな一日でした。
年末も押し迫り、スタパ周辺も少し人が多くなっています。
さて今の時期は(当然ですが)冬の星座たちが見頃です。
秋の少し寂しい感じの星空と比べると、やたらに星が多い感じが
します。
なぜ星が多いのかというと冬の星座たちのなかを突っ切るように
天の川が流れて(?)いるからです。
天の川というのは私たちの太陽系が属する1千億の恒星の大集団で
ある銀河系(天の川銀河と呼ぶこともあります)を内側から見ている
姿です。
ただ私たちの太陽系は銀河系の中心にあるわけではなく、かなり
中心から外れたところにあるので、中心方向を見ると濃い天の川が
見えるのに対し、辺境方向を見ると淡い天の川しか見ることができ
ません。
銀河の中心方向は夏の星座であるいて座の方向にあり、辺境方向は
冬の星座(だいたいふたご座の足下あたり)にあります。
なので冬の天の川はかなり淡く、よほど星がきれいに見えるような
ときでないと見ることができません。
でも写真には意外に良く写ります。
写真で見ると冬の1等星たちが天の川沿いにきれいに並んでいるのが
分かります。(偶然ですが・・・)
北(左上)側にカペラ、ポルックス、プロキオンがならび、南(右下)側に
アルデバラン、ベテルギウス、シリウスが並んでいます。
肉眼で天の川が見えないときでも、その場所に天の川があると思って
見ていると細かな星がたくさんあるような気がしてくるのが不思議です。