今日も八ヶ岳ブルーの青空が広がりましたが、夜は雨になってしまいました。
一日開きましたがSVBONYのフィールドスコープSV406Pのレビューを続けます。
といいつつ今日からはどちらかというと一般論になるかも知れません。
傾斜型フィールドスコープを天体用に使う場合の小技を紹介して行きます。
(すでにフィールドスコープをお使いの方には「そんなの常識」と言われそうですが・・・)
SV406Pを天体用に使用するときに用いるお奨めの三脚についてです。
実は屋外で立った状態で使用する場合、かなり大型のカメラ三脚がお奨めになります。
具体的には雲台の上下回転軸の高さ(エレベーター含む)は「身長+10~20cm」が推奨になります。
またエレベーターは必須で、30cm程度の調整幅があるのが望ましいです。
この仕様で天頂・中天・地水平方向を見たときのスタイルをご覧下さい。
最大高さで、
天頂はやや屈んだ状態で見ることができます。
中天は自然な姿勢で見ることができ、
水平方向はエレベータを下げた状態で、自然な姿勢で見られます。
椅子に腰掛けて使用できる場合はここまでの高さは必要ないですが、サクサクとあちこちを見たいときに「身長+10~15cm」はぜひ欲しい高さです。
次に三脚用の雲台ですが、ボールヘッド型の自由雲台がお奨めです。
ただし普通の雲台のように上の写真のように運用しようとすると、少し上方に向け始めると上方向に倒れるモーメントが強く働くため、使い勝手がとても悪いです。
方向を変える都度、上下方向のクランプをキツく締め込まなければならないからです。
そこで取付部分を90°横倒しにしたポジションにします。
こうすると水平から天頂までほとんどバランスの変化が無くハーフクランプ状態のまま自由に方向を変えることができ、どの方向で手を離しても動くことが無くなります。(続く)