昨晩は良く晴れたので月の写真を撮ったあとはAZ-GTiとUBUNTU+Kstarsシステムの組合わせテストをしました。
AZ-GTiにセレストロンのシュミカセC5(D127mm/f1250mm)を載せ、SVBONYのCMOSカメラSV305と組合わせています。
C5とSV305の間にはMEAD製の0.3xレデューサーを組み込んでいます。
(シュミカセとレデューサーの組み合わせというのはオバケのようなもので、鏡筒後端からレデューサーの距離とレデューサーから撮像面までの距離で全く合成焦点距離や良像範囲が変わります。上のセットではF値が約2.5で少し短すぎです。)
経緯台での運用とは言えさすがにバランスが悪いのでバランスウエイトを付けました。
純正のウエイト軸は高価なので手元にあった12mm径のステン製全ネジボルト(ズンギリ)をそのままねじ込み、古スコのバランスウエイト(ケンコー系の赤道儀のものが12mm径でピタリです)を付けました。
経緯台なのでウエイト落下の心配はあまりないですが、引っかけなどの危険防止も兼ねて一応袋ナットを端部に着けました。
さてこのままKstarsを立ち上げてスタートしたいところなのですが、その前にフォーカスを合わせておかなければなりません。(このシステムでは使えるオートフォーカサーを所有していないのと、レデューサーを挟むと大幅にフォーカスが狂うのでフォーカサーを使うにしても事前にある程度までピントを追い込んでおく必要があります。)
とりあえず安直に月を入れて調整です。
写
1/2.8インチセンサーに合成焦点距離約317mmで月が画面いっぱいに写ります。
拡大表示にしてこのくらい(下)、ちょっと甘い感じですが、観察会でこのくらい見えればまあ良いかな・・・
フォーカス調整にはSVBONYが画像取得用ソフトとして推奨しているAstroDMxCaptureを使用しました。
このソフト、ライブスタックなどはできませんし、INDYサーバーにも組み込めないのでKstarsとは組み合わせできないのですが、単純にビューアーとして使うなら使いやすいです。
ピントが合ったところでKstarsに接続です。(続く)