今日は曇りのち晴で、久々に星が見えました。(が、その後雲が多くなってしましました。)
宵の口はわりと天候が良さげだったので一昨日(その2で)紹介したNeptune-CⅡにCマウントレンズ(12-120mm/F1.8)を組合わせたセットでEAAを試みました。
スタパとしての観察会をしながら、雲に邪魔をされながらなのでよい画像が全然残せなかったのですが、そこそこ使えそうな感じです。
上はヘルクレス座の球状星団M13です。(薄雲に邪魔をされて少し滲んでいます。)
焦点距離が120mmとかなり短いので小さな星雲星団向けではないですが、何となく恒星とは少し違うという感じに写ります。
このレンズではある程度大きな天体(双眼鏡で見て楽しいと思えるくらいの大きさの天体)でないと見応えがないような気がします。(干潟星雲や北アメリカ星雲が見える時期になると面白そうなのですが・・)
もちろん広角側では何となく星座のどの辺を見ているか分かり説明がしやすいので使い方によっては威力を発揮できると思います。
長焦点側でプレートソルブができるように設定しておくと、広角側で適当に星座が分かるように方向に向けて星座を説明してからズームアップして、目標天体を導入指示、プレートソルブで画面中央に導入という流れでEAAが進められます。
ズーム時のピント調整の方法や、画面上の星座と実際の星空の見比べ方など、いろいろノウハウを蓄積すればさらに楽しんでもらえそうな気がしています。
オーナー様
小チップサイズの天体カメラであればソフトウェアビニング(モードをRGB24にしてビニング、機種により対応していないものもあります。(ZWOは全機種OK))、私が使用している高感度防犯カメラであれば蓄光設定しておけば、広角側で星座+主要な星雲・星団が見えるようになりますので正直PlateSolvingしなくても広角側で真ん中に対象を持ってきてZoomすれば見えます。
広角側で星座がすっぽり入り、望遠側で対空双眼の視野角程度ですので、大型の星雲・星団、散開星団などが楽しめます。(天文ファンは高倍率の対象を勧めがちですが、初心者の方は双眼鏡で見えるこれらの対象を見たことが無いので双眼鏡を渡して画面で見ているものを見つけてもらうと結構喜んでもらえます。)
T-Studioさま
広角EAAはT-Studioさまのシステムを参考にさせて頂きながら試行錯誤しているところです。
おっしゃるとおり、まさに初心者向け、あるいは双眼鏡での観察をサポートする位置づけだと思います。
ともすればやたら高倍率、やたら赤い方に走りがちなEAAですが、肉眼で星を楽しむ延長上にある分かりやすくて、初心者に優しい方式だと思いますのでもっと普及させたいですね。