今日も好天が続き、夕刻の西天には月が戻って来ました。
さて電視観察や惑星の撮影に活躍中のASI585MCですが、お気楽用途向けにAndroidタブレットで使う方法を考えてみました。
Androidで使うためにはASICapというアプリが必要ですがASI585MCを入手したときに繋げたら認識しなかったので困っていたのですが、最新のアプリに更新すれば繋がることを友人から教えてもらったので早速試してみました。
組合わせたのはこんなシステム。
ASI585MCにM48-Cマウントリングを介してF1.6/f35mmCマウントレンズを取り付けて、その隣に約7.5倍のフィールドスコープを同架して、ボーグの片持ちフォーク雲台に載せています。
ASI585MC+35mmレンズの写野は7.5倍のスコープよりも少し広いですが、スコープで見たものとほぼ同じ視野をタブレットに映し出すことができます。(これまでは1/3″クラスのCMOSカメラとの組合わせて視野が狭かったのですがASI585MCでちょうど良い感じになりました。)
ASICapはスタックもできないし、ダークやフラットの処理もできず、リアルタイムの画像を見たり記録するだけの機能しかありません。
このため写した物を美しい写真に仕上げるのは少し難しそうです。
ただしゲインやシャッタースピードを調整すれば、スコープで見た感じ(プラスアルファくらい)の雰囲気を表現できます。
このため双眼鏡などで星空を観察する場合に星の並びや見え方を説明するのに便利に使えるのではないかと考えているのです。
あとはASI585MCは赤外線カットフィルターを用いないと星像がボケ気味なので、どこにフィルターを入れるか思案中です。