散開星団が面白い その17(おおいぬ座1)

今日は曇りのち雨でした。

雨が降っていても「気分はいつもOh!天気」で、散開星団シリーズが続けます。

今日はおおいぬ座です。。

おおいぬ座の散開星団と言えばM41ですね。

別名Little Beehive(小ハチの巣)星団と呼ばれています。

かに座のM44(通称プレセペ星団)をBeehive星団と呼ぶことがあるのですが、それを小さくしたように見えるかのようです。

わりと明るめの星たちがまばらに集まっているので確かに小さなM44という感じはあります。

双眼鏡でも星団らしさが分かるほど見事な星団です。

おおいぬ座にはM41以外にも10個のNGCナンバーの散開星団があります。

あまり見応えの無いものが多いのですが、北寄り(上のほう)から順に紹介して行きます。

おおいぬ座の最北いっかくじゅう座との間に跨がるかもめ星雲のすぐ近くにNGC2345があります。(冗談のようなナンバーですが・・)

40cmによる眼視観察では「っ」の字のように並んだ星が目に着きます。

この2345の左側(東側)にも小さな星団NGC2374があります。

眼視的にはかなり難物でしたがじっくり見るとパラリと散った微光星の中にさらに小さなモヤッとした塊を見ることができました。

大犬の頭の東側にNGC2360があります。

Caroline星団という名前が付いていて、キャロラインって誰?と思って調べたら有名な天文学者であるウイリアム・ハーシェルのお手伝いをしていた(ハーシェルの)妹さんが発見したからだそうです。

このキャロライン・ハーシェルさん女性天文学者の草分け的存在の方のようで、こんなところにも名前を残されているのですね。

眼視では蝶かリボンのように特徴的な形が面白かったです。

おおいぬ座の星団で最も東より(とも座より)にあるのがNGC2383-2384の二重星団です。

100倍でも同一視野に収まる一対ですが、眼視的にはかなり暗くてキツいです。

どちらも微光星が微かに散らばる感じで頼りない見え方でした。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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