今日は曇りのち雨。
天気が悪いのでジャンクボックスをひっくり返してゴソゴソ・・・
ここしばらく白内障ですっかり視力が落ちていたこともあり、(手術が終わるまでは)あまり望遠鏡の見え方や評価などをしていなかったのですが、良く見えるようになった事もあり、やたらと眼視で楽しむ方向にアレコレ眼と頭を使っています。
今日は低倍率・広視界のスコープについて検討していました。
眼を患っていて時にも思っていたのですが、眼視でもうひとこえ暗い星が見たいと思うことがよくあります。
そんなときはできるだけ低倍率で広視界で暗い星が見えるスコープが欲しくなります。
上はスタパにあるとにかく低倍率のスコープを並べています。
フロントコンバージョンレンズも混ざっていますが、基本的にガリレオ式の望遠鏡と同じ構成です。(ピント調製ができないのですが近視でなければ星を見るのには困りません。)
1.6倍~3倍まではガリレオ式、3.8倍~5倍はケプラー式のレンズ構成です。
ガリレオ式は倍率が高いほど視界が急速に狭くなり、倍率分だけ瞳孔径を拡大する効果があります。
集光力で換算すると倍率2倍で集光力4倍、倍率3倍で集光力3倍となり、理論値(レンズの透過率を無視すると)では倍率2倍で約1.5等級、3倍で約2.5等級分暗い星が見えることになります。
倍率が高くなると視界が急速に狭くなると書きましたが、上記の例では3倍のガリレオ式より3.8倍のケプラー式の方が実視界が広いです。
ケプラー式は倍率と接眼レンズの見かけ視界で実視界が決まるので少し難しいです。
集光力は対物レンズの面積に比例するのですが、倍率が低すぎて射出瞳径が7mmを越えてしまうと集光力が部分的に反映されなくなる問題が発生します。
それ以外にもいろいろややこしい問題があるので、机上で検討するより論より証拠、実際の星空で検証する方が確かだということになります。
とは言え今夜は星が見えないので検討はここまで・・・、
最終的には見え味意外にも携帯性・可搬性など運用のしやすさも重用ですね。