星見るしあわせ

台風が接近していて、断続的に強い雨が降ったりやんだりの一日。

 

この先は雨が降るたびに秋が深まって行く感じになりますね。

さて今日は星を見るスタイルについて。

これまでに何度も書いている気がしますが、星を見るスタイルというのは
本当に人それぞれです。

着るものや、食べ物の趣味趣向が違うように、星の見かた、星との接し方は
本当に千差万別・・・

ある人はとにかく色々な天体を端から見てみたい・・。

ある人は望遠鏡で色々な天体の写真を撮影したい・・。

またある人は観測をして科学に貢献することこそ星を見ることの意義だ
と信じて疑わなかったり・・。

そしてまたある人は望遠鏡のことも星座のことも分からないけれど
とにかくキラキラ光る星を見上げるのが好き・・・だったり。

エトセトラ、、etc.・・・

この商売をしていると本当にたくさんのスタイルがあるものだと、改めて
感心してしまうほどです。

どれが正しいとか、間違っているとかなんてことは全くなくて、その人の
人生のなかで「星を見る」、「宇宙について考える」時間を持つことで、
人生が少しでも豊になるなら、楽しい思い出を残すことができるなら、
それ以上何も望むことなどないのではと思います。

なんで突然そんな話になるかというと・・・ この本


「星見るしあわせ」(吉沢深雪 著 WAVE出版)

この夏休みの後半、私の座右の書でした。

この本、望遠鏡のことも星座のことも分からなくても星を見上げる色々な
楽しみ方を綴った本です。

スタパには色々なタイプの方が来られますが、やはり圧倒的に多いのが
「望遠鏡のことも星座のことも分からないけれどとにかくキラキラ光る星を
見上げるのが好き」という方達です。

ほとんどの人はみんなそこから始まると思うのですが、この趣味が長くなると
ついついそのことを忘れがちになります。

そんな意味からもこの本をたまにパラパラと読み返すと初めの頃を思い
出させてくれたり、星を見ることの楽しさを改めて思い起こさせてくれて
新鮮でした。

「これから」というお客様の気持ちも分かるような気がしてくるわけで、
ヒマを見付けては何度もパラパラと眺めていました。

この夏は色々な意味で初心を思い起こすことが多いのですが、この本を
読み返していて、改めて「星見るしあわせ」をより多くの人に伝えて行きたい
という気持ちを新たにしました。(^_^)

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天文関係, 星空 パーマリンク

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