スタパおかみのブログでも紹介されているように、スタパ周辺は紅葉シーズン
真っ盛りです。
真っ盛りだというのに、この週末はご覧の通りの天候・・・。
この写真はまだ良いほうで、一日中雲の中にいるような感じで、せっかくの
紅葉も台なしです。
スタパの場合、紅葉より何より星が見えないことにはどうしようも無い
のですがね・・・(>_<)
さて、天候の悪いときは「晴耕雨読」の精神で、めげることなく星の勉強が
できるとポジティブに考えたいと思います。
で、(ちょっと強引ですが)今日のお題。
ここのところ「星のソムリエ」講座の受講だとか、天文検定の受講だとか
改めて試験を受けると、自分の知識がかなりいい加減だったり、偏りが
あったりして、もう少しマジメに勉強しておかないと、後々恥ずかしい思いを
することになりはしないかと少し心配になってきました。
人に何かお話しようと思えば、話す内容の10倍は知識がないといけない
などとよく言われます。
今までそうでなかったのかと問われると、正直なところ10倍の知識がある
ところと無いところがあると答えざるを得ない状況です。
特に星座の知識については、長年この趣味を続けているあいだに、何となく
実に付いた部分が多く、マジメに勉強をしたわけではない知識がほとんどです。
そんなわけでこの機会にもう一度星座について勉強してみようという気になった
というわけです。
星座関係の本というのは結構たくさん出版されているのですが、今回私が
選んだのはこの本。
名古屋の科学館で長年館長をされていた山田卓(たかし)さん(故人)の渾身の
大作です。
(YamadaTakasiのAstro Compact Books 1~4、現在はカバーの装丁が変わって
います。地人書館刊)
日本で見える星座を季節ごとB6サイズの4冊に分冊して、各230ページほどに
まとめられています。
最近はやりのやたら大きな写真や図版を使ってページを稼ぐという感じでは
なく、文庫サイズの小さな活字でビッシリと情報が詰まっているという感じ
です。
各星座ごとに「みりょく」「みつけかた」「歴史」「星の名前」「伝説」
「みどころ」がじっくり解説されています。
星に固有名が無い星座や、見どことが無い星座は省略されているものも
ありますが星座の解説書としてはトップクラスの情報量だと思います。
一度に全部を読んで覚えられるほどの脳味噌ではないので少しずつ、楽しみ
ながら勉強して行きたいと思っています。
今年の9月に、64歳で定年退職し、自分にご褒美に30万円近くのF102㎜の
屈折望遠鏡を購入し、これで星のホームページときらめく星たちのホーメぺージ
を参考にして、重星探しをします、始めにカシオペヤ座のΣ30を探しましたが、
なかなか難しく2日係りでやっといきつきました。4Casもちょと手間執りましたが
ステラナビゲータ8の星図でた度っていきました。後11個さがすつもりです。
三村さま
二重星は明るい月や光害のある場合でも楽しめますので、入門にはよいかも知れませんね。
でもあまり離角の小さいのもや、光度差の大きなものは条件に恵まれないと見えないことも
多いので、それなりに覚悟が必要かも知れませんね。
カシオペア座の中で個人的におすすめなのはη(エータ)星です。(ご存じかも知れませんが・・)
クリーム色の主星の近くに赤黒い(煉瓦色とも黄土色にも見える)伴星が付いています。
アルビレオのように暖色系の主星と寒色系の伴星の組み合わせが多いなかでηCasはちょっと
ひねくれた面白い二重星です。
いつも楽しく拝見しています。私も「木を見て森を見ず」ではありませんが、メジャーな星座は知っているものの、マイナーな星座はたどったことはあまりありませんでした。そこで、「藤井旭の星座ガイド」を参考に、テレコンビノ(2倍)を使って星座巡りを楽しみました。本当に、星座の形に星の配列があるんですね。ドブを使って星雲星団を見るのに匹敵する楽しさがありました。ご紹介いただいた本も入手したいと思います。
アルビレオさま
いつも訪問を頂きありがとうございます。
『テレコンビノ』・・いいですね。マイナー星座をたどるには最強のアイテムだと思います。
自分が知らない星座をたどって空の隙間がだんだん埋まって行くのは、ジグソーパズルの
ピースが埋まって行くような快感がありますよね・・・ってちょっとオタッキーですかね(^^;)
この本全部揃えるとちょっといい値段ですが、アマゾンあたりで古本を探すと半額くらいで
揃えられます。
内容的はほとんど変わっていないと思いますので、新品にこだわらなければお得だと思います。
(ちなみに私は古本で揃えました。)
さっそく「冬の星座博物館」を注文し、本日届きました。「スゴイ!」内容ですね。星座なんてと、今までタカをくくっていましたが、星座を知らずして星好きと言うなかれと痛感しています。ペルチャー氏が「星を見つけることは純粋な喜びであり、楽しい方法がいくらでもある。天体観測家なら星座を知らずに終わることはありえない。それが望遠鏡を通してではなく、自分の目で見ることから始まったなら幸運である。最初からアイピースを使った人は決して本当に星を知ることはない」(「星の来る夜」地人書館)と書いておられましたが、正にそうだなーと実感しています。
アルビレオさま
もう入手されたのですね。
この本、著者自身が本当はフィールドで使ってもらおうと思って書き始めたのだけれど
あまりに情報量が多く外で使うのには厚くなりすぎてしまったと嘆いているほどです。
星座を深く勉強するのにはとても適した本だと思いますね。
ただ、1冊1800円ですので四季分揃えるのは結構な出費ですね。
ペルチャー氏の言葉、重いですね・・・。
確かに星座を知っているといないとでは、趣味として星空を楽しむときに大きな違いがありますね。
最近になってようやく肉眼でも双眼鏡でも望遠鏡でも星空を楽しめるようになった気がしています。
そうなると次は電波ですかね。(^_^;)
今日から、電車通勤の間に読み始めました。本当にすごい本ですね。これは、全巻そろえないともったいないです。山田卓氏の「ほしぞらの探訪」もいい本ですが、「星座博物館」も負けていませんね。電波ですか?実は、アルマ、面白いなーとこの間TVの特集を見ていたんですよ。いい本を紹介していただき、ありがとうございました。
アルビレオさま
「ほしぞらの探訪」は昔々私が望遠鏡で星を見るときの座右の書でした。
これまで「星座博物館」がノーチェックだったのは星座の勉強が終わっていると勘違い
していたのと、ちょっと良いお値段だったからだと思います。(^_^;)