今日は一日雲の中・・・
雨が降ったり、止んだり・・・
目の覚めないような天気の一日でした・・・。
さて今日も「月を味方にする」シリーズ。
今日は月の一部分を拡大して撮影することによるテーマを検討します。
拡大率を大きくして月の一部分をクローズアップして撮影をするというのは
以前はわりと難しいものでした。
拡大率を大きくすると、像が暗くなりスローシャッターを切らなければ
ならなくなるのですが、露光時間が長いと大気の揺らぎの影響を大きく受けて
解像度の高い写真が撮れにくかったからです。
でも最近では(以前紹介しましたが)惑星の撮影によく使われるRegiStax
(レジスタックス)という画像処理ソフトを用いると、かなり簡単に高精細の
月のクローズアップ画像が得られるようになっています。
月面のスケッチを採るのと同じようにお気に入りのクレーターや地形を動画で
撮影して、このデータをRegiStaxに取り込んでコンポジット処理することにより
上のような画像を撮影することができます。
正直なところスケッチよりもお手軽に、同等かそれ以上の高精細で、客観的に
広い範囲のデータを得ることができます。
でもその分テーマをしっかり決めて計画的に撮影対象を決めて行かないと、
あまり意味のない画像ばかりが増えて行くことになりかねません。
(一つ一つの画像にスケッチほどには思い入れがこもらないので・・・)
初めのうちは月面の名所巡りでもよいですが、定点観測のように同じ地形を
様々な月齢で撮影するのがよいと思います。
拡大撮影でいろいろな地形を撮影するようになると、次々とテーマが生まれ
多分、収拾がつかなくなるのではないかと思いますね。
続く・・