月を味方にする (8)

今日は一日雲の中・・・

 

雨が降ったり、止んだり・・・

目の覚めないような天気の一日でした・・・。

さて今日も「月を味方にする」シリーズ。

今日は月の一部分を拡大して撮影することによるテーマを検討します。

拡大率を大きくして月の一部分をクローズアップして撮影をするというのは
以前はわりと難しいものでした。

拡大率を大きくすると、像が暗くなりスローシャッターを切らなければ
ならなくなるのですが、露光時間が長いと大気の揺らぎの影響を大きく受けて
解像度の高い写真が撮れにくかったからです。

でも最近では(以前紹介しましたが)惑星の撮影によく使われるRegiStax
(レジスタックス)という画像処理ソフトを用いると、かなり簡単に高精細の
月のクローズアップ画像が得られるようになっています。

 

月面のスケッチを採るのと同じようにお気に入りのクレーターや地形を動画で
撮影して、このデータをRegiStaxに取り込んでコンポジット処理することにより
上のような画像を撮影することができます。

正直なところスケッチよりもお手軽に、同等かそれ以上の高精細で、客観的に
広い範囲のデータを得ることができます。

 

でもその分テーマをしっかり決めて計画的に撮影対象を決めて行かないと、
あまり意味のない画像ばかりが増えて行くことになりかねません。
(一つ一つの画像にスケッチほどには思い入れがこもらないので・・・)

初めのうちは月面の名所巡りでもよいですが、定点観測のように同じ地形を
様々な月齢で撮影するのがよいと思います。

拡大撮影でいろいろな地形を撮影するようになると、次々とテーマが生まれ
多分、収拾がつかなくなるのではないかと思いますね。

続く・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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