電子観望の画像処理プロセスを見直す

今日も良い天気

既に月はかなり明るい月齢になっています

さて先日シン・メシエ天体カタログを撮り始めますと偉そうに宣言したところなのですが、ダーク・フラットの補正もまじめに撮って・・・と紹介したら、

いつもコメントを頂いている大石さまからSharpCap4.1はソフト的にダーク補正ができるようになっているよ~

GraXPert(グラックスパートと読むらしいです)というフリーウエアのアプリを使えばフィラット補正もしてくれるよ~

と、コメントを頂きました

まさに「エ~~ッ!!、ナンだって~ッ・・」という感じです

やっと電視観望を使いこなせるようになったかな~・・と思っていたのに、また取り残されてしまった感じがします

でも教えて下さる方がいるというのはありがたいことで、まずはSharpCap4.1の機能を再確認してみることにしました

SharpCapを立上げ、処理メニューの「ダーク補正」で「なし」の右にある「レ」をクリックすると

確かに「Hot Pixel Removal Only」と「Hot and Cold Pixel Removal」というせっていが選択できるようになっています

とりあえず「Hot and Cold Pixel Removal」を選択すると②「ホットピクセル感度」というスライダーが出てきます

少し試してデフォルトの5のままだと少し弱いようだったのでひとメモリ上げて10にしたら良い感じになったような気がします

ということで実写(いずれもDE102S+0.6レデューサー+ASI585MC+UV/IRカットフィルター  GAIN252/16sec/16stackにて撮影、撮って出し中央部等倍切り出し)

まずはダーク補正無しで(拡大するとノイズの状況が良く分かります)

次にアプリの設定でソフト的にダーク補正したもの

最後にまじめにダーク画像を撮影してスタックしたもの

まじめダーク補正では撮って出しで少し色味が変わるのですがダークノイズの補正状況に関してはほとんど差がないように感じられます

極端に高いゲインとかでなければ充分に使えるレベルであることが分かりました

コンテストを狙うような画像を撮るなら別ですが観望レベルならこれで充分かなという気がしています

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天体写真, 天文関係, 月・惑星 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください