今日は薄曇りのちドン曇り
さて先日20cm望遠鏡用の結露防止ヒーターを作ったのですが、何の検証もしていなかったので実際に使う時を想定して、温まり具合とか消費電力などを調べてみました
5Vの定格電圧を印加するとトータル(ヒーター4枚)で14W程度でした
そのままだと少し熱くなりすぎて星像の悪化を招きかねないので電圧調整器(AmazonでUSB調光器でヒットします)を挟んで暖かさを調整できるようにしました
この調整器、5V・3A・15Wという仕様ですが、調整器無しで14Wだったヒーターが調整器を通すと12Wの出力になってしまします
それでもまだ充分熱いので、調整器を入れる前提で運用することにします
調整器には目盛がないので、概ね70%、50%、30%くらいの出力になるところに印を付けました
ポータブル電源と組合わせると電圧が5V出ないことが多いのですがこれも想定内です
使用電力を絞ると電圧が5Vに近づきます
20cm鏡筒への取付け
下側から4本の線が出てくるのはすこし大袈裟な感じがします
望遠鏡やカメラなど各種の配線が加わり、実運用では少し気を使う必要がありそうです
汎用バッテリーのUSB端子からの給電(フル出力で11W弱)
50%出力(6.7W)くらいでもフードの中が微かにホンワカ暖められている感じなので、よほど結露の酷いときでなければこれでも大丈夫そうです
もちろん実際にフィールドでテストが必要ですが・・・
オーナー様、ヒーターの自作はすごいですね。
出力が調整できるのも便利です。
ヒーターやフードはシュミカセやマクストフには必須ですので、いまだにメーカーで標準装備になっていないのが不思議です。標準装備にすると価格に影響するかもしれませんが、絶対に必要な装備はやはりつけるべきだと思います。
現在、特にシュミカセは円安の影響もあって非常に高価になっています。さらにこれ以上価格を上げる事に抵抗があるならば、百歩譲ってオプションにしても良いと思いますが、メーカーには是非検討して頂きたいですね。