散開星団が面白い その18(おおいぬ座2)

今日は曇りときどき雨でした。

菜種梅雨(なたねづゆ)とでも言った天候ですね。

さて今日も散開星団、今日もおおいぬ座の続きです。

まずはじめは前回紹介した残念二重星団(NGC2383-2384)のすぐ下にあるNGC2367、チャーリーブラウンのクリスマスツリーという名前の付いた星団です。

ン~ッ・・・、眼視では何となく三角の星の並びは目に付くのですがクリスマスツリーというほど豪華か?というと少し苦しいです。

いい加減な飾り付けなのでチャーリーブラウンなのかなぁ~・・・

おおいぬ座の中で一番西(右)よりでうさぎ座との境界近くにある星団がNCGC2204です。

写真では「χ」のようにクロスした並びが特徴的ですが、肉眼ではあまりハッキリ分かりませんでした。

大犬のお尻の近くにNGC2362と2354があります。

2362のほうはおおいぬ座τ(タウ)星団のほかMexican Jumping(メキシコ飛び豆)星団とかPirate’s Jewels(海賊の宝石)星団など色々な呼び名があります。

40cmで見ると明るい(それでも5等星ですが)τ星を取り巻くように微光星が散りばめられていてとても綺麗に見えました。

いっぽう2354は月よりも大きく広がった星団で、40cm100倍の視野では星団がはみ出してバラバラあるな~・・くらいの感じです。

おおいぬ座の中で一番南寄りにあるNGCナンバーの付いた星団がンGV2243です。

100個ほど恒星で構成されているようなのですが、かなり小さくて暗い星ばかりなので40cmでは歯が立ちませんでした。(じっくり見れば見えたかも知れないのですが、観察日の空の状態が良くなかったかも知れません。)

さてNGCの星団は以上なのですがおおいぬ座の最後にCr140を紹介しておきます。

Cr140はTuft in the Tail of the Dog (犬の尻尾のモフモフ)星団という名前があります。

星座線で結ばれる尻尾にあたる星(η星:アルドラ)の真下にある肉眼でもモヤモヤっと見える星の集まりです。

大きすぎて双眼鏡で見るくらいが丁度良い星団ですが、犬の尻尾の先がフサフサしているのを想像すると楽しくなります。

星団というわけではないですが、大犬のお尻周辺を双眼鏡で眺めると驚くほどたくさんの星があちこちで塊を作っていて楽しい眺めです。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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