散開星団が面白い その20(とも座2)

今日も雨降りが続きます。

あまり天候の悪い日が続くと,ネタの仕込みができなくて困ります。

とは言え散開星団シリーズ、しばらくとも座が続きます。

さてとも座の散開星団と言えば、昨日紹介したM47と、もう一つM47のすぐ隣にあるM46がツートップで、ペルセウス座の二重星団(h-χ)にも匹敵する2つの星団の並びが楽しめます。

むしろh-χよりも規模が大きいくらいで同一視野に収めようと思うと20倍くらいまで倍率を下げる必要があります。

M46は粒ぞろいの微光星がたくさん集まる星団でかなり見事な眺めです。

明暗差とバラツキの大きなM47とは対照的な眺めが楽しめます。

またM46の中にはNGC2438という惑星状星雲(たまたま同じ方向にあるだけらしいです)があり、40cm望遠鏡で見ると一粒で二度美味しい天体です。

とも座の北東端近く(うみへび座より)には皿状星団と呼ばれるNGC2539があります。

眼視で見たときはかなり広い範囲に微光星がばら撒かれた感じにしか見えなかったのですが、写真を見るとなるほど皿状に見えなくもないですね。

そしてこの先幾つか難物が続きます。

NGC2479はかなり小さめの星団で微光星が「つ」とか「U」のように並んで見えます。

NGC2509(下)も小さいのですが微光星が台形型にあつまっているかんじに見えました。(写真と少しイメージが違うか・・)

NGC2432はとても小さくて暗いです。

でもしばらくあきらめずに観察していると狭い範囲に微光星がパラリと集まっているのを見ることができました。

いずれにしても手強いのが多い・・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天文関係, 星空 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください