眼の話(星を見るのに役立つ) -その2-

2.眼の構造

まず始めには簡単に眼の構造についておさらいしておきたいと思います。

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図は人間の眼の断面と、デジタルカメラを並べたものです。
人間の眼の構造というのはデジタルカメラにたいへんよく似ているといえます。

レンズ = 水晶体
絞り  = 虹彩
CCD = 網膜

といった具合です。

眼は網膜で得た光の情報(電気信号です)が視神経を通り、脳で画像処理されて
認識されたり記憶されたりまします。

デジカメの場合はCCDで集めた光の情報を電気信号に変えて、画像処理
エンジンで画像処理をした後、記憶媒体に保存します。

ひと昔まえまではフィルム式カメラと比較されたのですが、デジカメのほうが
一歩人間に近づいたと思います。

人間が物を見るという行為は静止画(スチル)ではなく動画でなされます。
この意味では「デジカメよりビデオに近いのでは?」という意見もあるかも
知れませんが、最近ではデジカメでも動画が撮れますのであまり議論しても
意味がありません。

人によって違うかも知れませんが、記憶の中では動画の記憶よりスチルの
記憶のほうが圧倒的に多いように思います・・・。

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