秋の星座シリーズの続き「さんかく座」です。
さんかく座はアンドロメダ座の足下とおひつじ座の中間あたりにあります。
星なんてどこをどうやったってみ~んな三角につなげられるので、なんで
こんな星座があるの?と思ってしまいます。
それほど明るい星で作られているわけでもないし、直角三角形というわけでも
ない、何とも中途半端な三角です。
でも実際の夜空では絶妙な大きさで、一度見つけてしまうと、なるほど三角以外
には見えなくなる不思議な星座です。
古くからある星座なので、昔の人もそんなふうに見えたのかと思うとちょっと
面白いです。
春・夏・冬には大三角と呼ばれる星の並びがあるのに秋の星空に無いのはこの
さんかく座をリスペクトしているからなのかとも思えます。
でも実のところは秋の星座たちのなかで、比較的明るい星を用いて気持ちよく
大きな三角が描ける組み合わせがなく、ペガススの四辺形のほうが目について
しまうからというのが本当のところかも知れません。
さんかく座にはアンドロメダ銀河(M31)についで大きな系外銀河M33があります。
M31と同じく、すぐお隣の銀河系です。
渦巻きを真上から見ている形なので、中心部以外は非常に淡く見付けるのに
苦労しますし、有名なわりにはハッキリ見えなくてガッカリしてしまうような
見え方しかしないことが多いです。
空の条件が良いときには月と同じくらいの大きさがあるので、その大きさに
呆れるほどで双眼鏡があれば見つけることができますので機会があればぜひ
ご覧下さい。