望遠鏡用結露防止ヒーターを作る

今日は曇りのち雨

こんな日は屋内で工作タイム

先日少しまじめに電視観望をして長時間望遠鏡を使用していたら撤収する頃にはシュミカセの補正レンズに夜露が着き始めていました

長めのフード(内側には黒植毛紙が貼ってあります)をしてその上から断熱アルミシートを貼った状体ですがそれでも結露が酷いときはダメなようです

長時間星景写真を撮るときにはカメラレンズに結露防止ヒーターを使用するのが常識です

でもスタパの場合ドームでの観測が多く結露に悩まされること自体少ないですし、結露したらドライヤーを使って夜露を乾かしてしまうので望遠鏡に結露防止ヒーターを使用するという発想があまりなかったのでした

望遠鏡用となると結構良いお値段ということもありこれまではパスしていたのですが、LX200-20(F6.3)でメシエ天体写真集を撮ろうということになる、とやはりヒーターが必要になるよね・・ということで自作してみることにしました

最近はネット通販でUSB電源による電熱ヒーターが各種入手できるので下のようなヒーターを入手しました

約20cm×6cmのヒーターが2個1セットになった製品を2セット購入しました(2セットで2000円ちょっとでした)

100円ショップで入手したアルミ断熱シート(90cm×60cmくらいのやつの切れ端です)から6.2cm×55cmの短冊状に2枚切り出します

このシートに面ファスナー(マジックテープ)でヒーターを固定します(粘着式の面ファスナーは全部で40cm分くらい必要になります)

面ファスナーを使用することによりヒーターの着脱と多少のヒーター位置の変更を可能にすることができます

断熱シートの適切な位置に面ファスナーを貼り付けて鏡筒に巻き付けて固定できるようにします

また2枚繋げて20cmの鏡筒にも巻き付けられるようにします

LX200-20(F6.3)に取り付けた状態

ケンコーSE120Sに取り付けた状態(ヒーターの隙間が少しあります)

セレストロンC5に取り付けた状態(55cmではギリギリの長さでヒーターの隙間が少しあります)

ビクセンポルタA80Mfに取り付けた状態(少しヒーターが重なります)

というわけで普段出番の多い鏡筒に(なんとか)全て対応可能な結露防止ヒーターを作ることができました

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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望遠鏡用結露防止ヒーターを作る への2件のフィードバック

  1. hoso のコメント:

    結露対策を悩んでいた時にグッドタイミングでの紹介でした。早速取り寄せて、現在取り付け方法を思案中です。ありがとうございました。

  2. スタパオーナー のコメント:

    hosoさま
    またまたタイムリーで良かったです
    追っかけ追加情報をアップしようと思っていますのでよろしくお願いします

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