月光浴の科学(サイエンス)  -その8-

-月光浴散歩の服装-

冬の満月の夜は驚くほど明るいことはお話ししましたが、キーンと
凍てつく冴え渡った空気と月光に照らされた幻想的な風景の中では
思わずスキップしたくなるくらい心がハイになります。

でも油断して(十分な防寒対策をしないで)フラフラと外に出てしまうと、
あとで思い知らされます。

でも、防寒対策さえしっかりしておけば、ジッとしていなければ
いけないことの多い天体観測よりはかなり楽です。

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写真は私が冬に本気で天体観測をするときの服装です。

ここまでやったら多分やりすぎで、月光浴では暑くて汗が出るかも
知れませんが、簡単に服装のポイントを紹介しておきます。

・帽 子:体温の30%は頭から逃げると言われています。
耳の隠れるものが必須!

・手 袋:スキー用など厚手のもの。下に薄い手袋で2重にして
おくと細かい作業が必要なときに便利

・上 着:風を遮る厚手の物。襟元、手首などから風の進入を
カットできるものが良い。

・ズボン:アンダータイツ(orズボン下)必須。
風を遮るオーバーパンツをはけばなお良い。

・足 元:トレッキングシューズ(長靴、防寒ブーツなども可)。
厚手の靴下。足用カイロもGood!

・下 着:最近では防寒対策に下着が一番重要視されています。
機能性が高く、保温性の高いものを選んで下さい。
上着との間に着る中着が少なくて済みます。

外にいると、特に足元から来る寒さが応えますので、しっかり
防寒対策をして下さい。

何より寒ささえブロックしてあげれば、冬は星を楽しむのには
最高の季節ですので、多少不格好でも温かなほうが偉いと思います。

くれぐれも冬の夜の寒さを侮(あなど)らないで下さいね!

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