春の星座シリーズ -その8- こぐま座

春の星座シリーズ、「こぐま座」です。

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コカブ(β星)が宵の口に一番高くなるのは7月頃なので、厳密には夏の星座に
なるのですが、すべての星が日本では周極星でいつでも見えていますので、
私としては大熊とセットにしないと気持ちが悪いので、春の星座として紹介
したいと思います。

こぐま座は北極星を含む星座で北斗七星のように小さな柄杓をかたどったような
星の並びなので小北斗とも呼ばれます。

でも北極星とコカブが2等星のほかは、コカブと並ぶγ星のフェルカドが3等星、
それ以外の4個の星は4~5等星の星です。

なので小北斗はかなりきれいな空でないと辿ることができません。

神話では熊に化身した母を誤って射殺そうとした息子をゼウスが慌てて
熊に変えて大熊とセットで空に上げたということになっています。

尻尾を持って投げたので大熊以上に尻尾の長い熊になっています。

こぐま座にはあまり名所といえる見所がありません。

強いていうと北極星が二重星であることくらいでしょうか?

北極星そのものが星空の大スターですので、下手な脇役はいらないのかも
知れません。

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