夏の星座 -その2- さそり座(その3)

今日は久々に気持ちのよい夏空が広がりました。

130718畑

スタパ周辺は湿度も低くカラリと気持ちのよい風が吹いています。

130718moon_1339

月が見やすい時間帯は少し雲が多く少し寝ぼけた写真になりましたが、
夜が遅くなるにつれ雲が少なくなりました。

今夜の観察会では月が明るいわりには空気が澄んでいたので、
めぼしい夏の星雲星団をご覧頂くことができました。

さて今日もさそり座の続きです。

さそりとオリオンの追いかけっこのお話と似たような話が日本の
民話にもあることを今日紹介しようと思っていたのですが、
荒川様からコメントで紹介頂きましたので、そちらをご覧頂くとして
今日は望遠鏡での見所を紹介したいと思います。

さそり座の見所といえばまずは球状星団M4です。

130718_M004_130710

球状星団としては笑ってしまうほど密集度が低く、散開星団のように
しか見えないコンディションの日もあるほどです。

コンディションの良い日にみて初めて球状星団かなぁ・・という
感じに見えてきますが、ヘルクレス座のM13などと比較して
見比べるとおもしろいです。

空の条件の良いところであれば、サソリの尻尾の先のあたりにある
散開星団M6とM7の周辺を双眼鏡で見ると、かなり楽しむことが
できます。

130718_M006_130710

M6(上)もM7(下)もかなり大きな星団なので、望遠鏡だと全貌が
わからず散漫な感じの見え方になりますので、双眼鏡ののほうが
楽しめると思います。

130718_M007_130710

いずれの星団も天の川の中にあるので、その辺を双眼鏡で眺める
だけでも星の好きな方なら幸せな気分になれますね。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天文関係, 星空 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください