今日は朝から雨。
この天候の悪さには困ったものです。
天気は悪くても地上の風景が少しずつ春めいてくるのと同じように
夜空の星座たちも少しずつ眺めが変わってきています。
春の夜空の目印といえば何とっても「春の大曲線」です。
北斗七星の柄杓の柄の部分のカーブを緩やかに伸ばして、うしかい
座の1等星アルクトゥールス、おとめ座の1等星スピカへとつないだ
曲線です。
大空にかさがけに描かれる曲線はとてもダイナミックな感じがします。
この大曲線、早春には東天に大きなジャンプ台のように見えたり、
初夏に西に傾いた時にはアーチ状に見えたりしていろいろな見立てが
できるので楽しいです。