商売道具の改良

今日は週末だというのに今一つスッキリしない天候。

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それでも森の中の道はすっかり緑のトンネルになっています。

今夜はダメかな~と思っていたのですが、天気予報が外れて晴れ!!

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月の写真が撮れました。

さて星空の解説をするのに必須の商売道具として私が使っているのがこれ、

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3年ほど前から使用しているLEDのサーチライトです。

星空解説をされる方の中には「あの星が・・・」と指し示すのにレーザーポインターを使う人が多いのですが・・・

確かにピンポイントで指し示すことができて、とてもスマートでカッコいいです。

でもこのレーザーポインター、星座解説ができるような高出力の物は現在日本国内での販売が禁止されています。

直接光が目に入ると危険な物なのに、いたずらをする人が後を絶たなかったので孫亜子とになってしまったのですが、自己責任で輸入して使用することが禁止されているわけではないので、かっこよさ重視の方が星空解説の時に国内でも使用しています。

でもスタパのスタンスとしては国内で販売が禁止されているような危険な物を、プロの星空コンシェルジュが使う訳には行かないと思っています。

販売が禁止される以前に使用していたこともあるのですが、素人さん相手に使うと必ずと言って良いくらい「オー~・・・」と歓声が上がり、お子さんたちが「貸して、貸して~」と騒ぎます。

「危険な物だから」といって貸さないととても険悪なムードになることがあったり、信用できる大人の方と思ってお貸しすると、ちょっと目を離してる隙にお子さんの手に渡り、ブンブンとライトサーベルごっこをしていることがあったりと、イヤな思いを何度もしました。

また厳冬期は明るさが出なくて使えないとか、まあプロとして定常的に使うのには無理があるように感じて使用を中止したという経緯もあります。

さて前置きが長くなりましたが、今回このLEDサーチライトを少し改良しました。

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従来からこんなふうにフードを着けて少しでもビーム光がハッキリするようにしていたのですが、さらにビーム光を鋭くするための改良をしてみました。

下はフードも何も着けないときの照射パターンです。

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LEDの光源から発した光は多くが深い放物面上の反射鏡に当たり、平行なビーム光となるのですが、反射鏡に当たらず直接前面に出た光は放射状に広がります。

放射状に広がる光を少しでもカットして、使用時に周りからまぶしさを感じないように深いフードを着けた時の照射パターンが下の写真です。

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この状態でこの3年間使ってきたのですが、放射状に広がる光をカットすればもっとビーム光がハッキリするかも知れないと思い、改良してみることにしました。

準備したのは、放射状に広がる光をカットする円筒と、この円筒内に入る光を絞ってビーム光に加味できるようにするレンズです。

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これを全面ガラスの内側にホットボンドで貼り付けました。

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組み込んだ状態での照射パターンが下です。

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放射状に広がる光がほとんどカットされたので、反射鏡の二次反射による2重のリングが却って強調されていますが、実際にはビーム光がより強くなって夜空では視認性が向上しています。

完璧に自己満足の世界ですが、前々から気になっていた部分なので、とてもスッキリした気分です。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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商売道具の改良 への2件のフィードバック

  1. スポットライト のコメント:

    こんにちは。
    スポットライトとその改造にとても興味があります。下記情報を掲示頂けないでしょうか?
    1)LEDのメーカー、型番、 2)追加レンズのメーカー、型番、
    3)円筒の直径、厚さ、長さ
    以上、よろしくお願いします。

  2. ピンバック: 星空解説の道具(ポインター)を作る | スタパオーナー八ヶ岳日記

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