今日は曇り空。
でも夜には何とか雲が切れてくれました。
今夜は今シーズの火星が最接近です。
残念ながら気流がもの凄く悪くて観測にはなりませんが・・・
まあ、この先しばらくはゆっくり離れて行くので慌てずに条件の良い日を狙って観測したいと思います。
天気が良かろうと悪かろうと今日じゃなければいけないのがマスメディアの世界。
今日の夕方TBSの方から電話があってブログに載せている火星が写っている星景写真をNews23という番組の中で紹介したいので画像を提供して欲しいという依頼を頂きました。
提供元を明示して頂けると言うことでしたので(実は少しイヤな予感がしていたのですが)、ありがたいことのなので提供しました。
でもまさにイヤな予感的中!!
天文関係の業界関係者がこぞって「断じてスーパーではない!!!」と言っているのになぜかマスメディアではあちこちで「スーパーマーズ」という言葉を使っているのです。
どうも最近のマスメディアというのはとにかく煽りたててセンセーショナルに紹介することが正義のようになっているように思えてなりません。
たいした数が流れない流星群の時でも「今日は○○流星群が飛びます」(私は知っているんですスゴいでしょ的なかんじで)あおることが多いです。
少し方向は違いますが、熊本の地震の時も被災者気持ちなどそっちのけの報道がこっぴどく批判されていましたが、どうも自分たちが伝えていることはとてもスゴいことなんだぞ~というアピールをしないと気が済まないのではないかという感じがしますね。
そしてさらに
おい、おい・・・・火星は2週間どころか2ヶ月先だって(もちろん今よりは暗くなりますが)とても明るく肉眼で見つけることができますよ。(むしろ夕方なので目につきやすいかも)
善意で提供した写真が間違った使い方をされてしまうというのは、ちょっと残念な気持ちになるものですね・・・・・。