今日も良い天気。
ときおり雲が流れていましたが、好天が続きます。
さて例年のことですが、この時期はりゅうこつ座の一等星「カノープス」が見頃になります。
カノープスは南の低い位置にあるため関東近郊では南の地平線に顔を出してもすぐに沈んでしまいます。
空気が澄んで南の地平(or水平)線まで良く晴れた日でないと見ることができません。
中国ではそんなに見えづらいものが見えるのは縁起が良く、見られたら長生きができそうだといいうことで「南極老人星」と呼ばれています。
スタパの経度だと毎年1月1日に23時25分くらいに南中するので、この前後3~40分ぐらいが見頃の時刻になります。(星の南中時刻というのは1ヶ月で約2時間早くなるので12月初めなら1時25分頃、2月初めなら21時25分頃ということになります。)
スタパからこのカノープスを眺めると・・・
矢印で示すように南側の木立の中をチラチラと通り過ぎてゆくように見えます。
正直なところ慣れないと見つけるのが難しいです。
でも、スタパから60mほど離れた舗装道路まで出ると・・・
ご覧のように木立の上にカノープスを見ることができ、わりと簡単に探すことができます。
おおいぬ座の前脚の星(β)と後ろ脚の星(ζ)を結んで下に延ばしたあたりにありますので、良く晴れた日に、南側が開けた場所に出かけたときは、ぜひ見えるかどうかチャレンジしてみて下さい。