先日入会したばかりの八ヶ岳自然クラブが開催する講演会に参加してきました。
丹沢山系で効果的な自然保護活動に成功している「丹沢自然保護協会」の理事長である中村氏を招いての充実した内容でした。
自然保護と声高に叫ぶのは簡単ですが、それでは具体的に誰が汗を流すのか、金を出すのか、どうやって決めるのかは非常に難しい問題だと思います。
パネルディスカッションのテーマであった「シカの食害と生態系の保全」についても、農家、林業家、一般住民、観光客、行政、猟友会などなど、さまざまな利害関係があってデリケートな部分が多いことを再認識させられました。
ただ、神奈川県の話を聞いてとてもうらやましく思ったのは、行政も環境保護団体も住民もとても大人だと感じられたことです。
例えば、野生動物による食害の原因は人間にあるという共通認識があって、その上でどうしたら被害を減らせるかという議論ができる体制になっていることや、住民のコンセンサスが無ければ行政が行動を起こせないシステムになっていることなどです。
いずれにしても、かなり気の遠くなるような地道な活動を続けることが必要なわけで、他人事と考えずに問題意識と協力しようという気持ちを持ち続けたいと思いました。
