今日は数日ぶりに青空が広がりました。
それでも雲は多めで、夜には曇ってしまいましたが・・・・
スタパ周辺では少し気の早い広葉樹は紅葉がかなり進んでします。
さてこの時期はヒマさえあれば望遠鏡のメンテナンスをしています。
今日はビクセンの定番望遠鏡「ポルタ式経緯台」(以下ポルタ)の調整をしました。
ポルタはクランプレスのフリーストップ式ですが上下・左右の全周微動装置が付いているので、初心者でも直感的に使用することができる使いやすい望遠鏡です。
このためスタパの貸出用望遠鏡としてもかなり稼働率が高いです。
鏡筒の装着はビクセン規格のアリガタを使用しているので、様々な鏡筒に付け替えて使用できるので、私自身も各種鏡筒の性能チェックなどに頻繁に使います。
もう10年以上前から(https://star-party.jp/wp/?p=58)使っていますしこれだけ使用頻度が高いせいか、少し前から上下の回転軸にガタが発生し高倍率が使いにくいなど気持ちよく使えなくなってしまいました。
ネットで調べてみたら同じような現象をな直した記事が見つかったので私も挑戦してみました。
まずは鏡筒を外し上下回転軸の青い飾りプレートを外します。
実はこのプレート、キッチリ嵌まっているうえに強力な両面テープで貼り付けられているので外すのにかなり苦労しました。
縁の部分に1.5mm径のドリルで2mmほどの深さの穴を開けてそこから先の細いドライバーで抉(こじ)って外しました。
プレートを外すと回転機構部が3本の六角穴つきネジで固定されているので、このネジを緩めて外します。
回転機構部の中央のナットはネジロックの接着剤(赤い部分)がつているのですが、これを無視してガタつきの様子を見ながらこのナットを少しずつ締め付けて行きます。
ガタがなくなり、回転がややきつめかな?というくらいのところで止めます。(あまりきつくしすぎないこと)
ネジロックのがあればこの状態で再度ロックをかけます。
あとは逆の手順で組立を行い完了です。
おかげで調整前とは劇的に使いやすくなりました。
オーナー様おはようございます。
ポルタのこの部分は、ユーザー調整の必要なところだと言うことがわかりました。
表面のカバー部分ですが、セレストロンのシュミカセ、ファスタータイプの副鏡カバーのように、回転してネジを出せるようにしていただければ良いのかななと思います。
コスト面では多少のアップがあるのかもしれませんので、問題はそのあたりかもしれませんが。
小澤様
コストの問題はあるのですが、もう少しメンテナンス性を良くしてくれたらよかったのにと思います。
緩み止めナット+ネジロックがしてあるので緩まないのが前提ということなのかも知れませんが・・・・
何事も設計通りに行かないのが世の常ですが、そこまで使い込む人は少ないのかも知れません。