久々にの肉眼彗星とミラ

今日の昼間は雲が多かったのですが、夜になってよく晴れてくれました。

そうとは知らず夕方になって外に出たら新月を過ぎたばかりの細い月が西の空に沈みかけていて慌てて撮影しました。

月の右下に写っている星は土星です。

低空のためシーイングが悪くボケボケですが一応クローズアップも、

さてこの年末になって久々にやや明るめの彗星(ウィルタネン彗星46P)を見ることができるようです。

先年のアイソンショック(世紀の大彗星になると予想されながら太陽に接近したときに蒸発してしまった彗星)以来すっかり彗星を観察しようという気が起きなかったのですが、何とか肉眼彗星になりそうなので探してみました。

今晩時点ではくじら座の顔の下あたりにあって、空の条件が良かったこともあり双眼鏡では簡単に見つけることができました。

肉眼では逸らし目をしてかろうじて存在がわかるレベルでした。

双眼鏡や望遠鏡(40cm)で見ても尾の存在はほとんどわかりませんでした。
(クローズアップの写真も撮ったのですが処理は後日・・・)

今後17日頃におうし座のプレアデス星団とヒアデス星団の中程を通り抜けて行くのでちょっと面白い写真が撮れそうです。

ところでくじら座のミラは330日周期の長周期変光星なのですが、やはり12月18日頃に極大光度になることが予想されているので、今が一番の見頃です。

極大から一ヶ月もすると肉眼で見つけるのが難しいほど暗くなりますので、正しい「くじら座」の形を辿るチャンスでもあります。

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