今日も終日曇り空の一日。
でも暖かで昼間は薄手の上着で十分な気候でした。
さてまた商売道具(?)のLEDライトを購入しました。
今回は少し高級品でThruNite製のCtapultV6(以下V6)という製品です。カタパルトという製品名が付いているくらいですからスポット配光の光がよく飛ぶタイプです。
従来から星空解説用に超々狭角の改造LEDライトを作り使用しているのですが、満月など周囲が明るい場合には光線が見えにくいという問題がありました。
LEDの性能は日進月歩とも言える状態ですので、数年前の素子よりもかなり明るくなっていることもあるので、最近の製品がどのレベルかを調べるため購入しました。
飛び系LEDライトの光学系には大きく分けて前面レンズタイプと放物面反射鏡タイプがあります。(一部にはこの複合タイプもあります。)
前面レンズタイプのほうが集光性は高く光束を細く絞ることができますが、レンズ径を大きくしないと光束利用率が下がり明るくできません。
今回のV6は反射鏡タイプです。
反射鏡の設計にもよりますが光束を絞りすぎると懐中電灯としての機能を果たさなくなってしまうので、多少光が広がるように設計されていることが多いので、レンズ式ほど光が絞りきれないことが多いです。(レンズ式の場合レンズの移動により照射範囲を調整できます。)
また前面が開放されている(厳密には保護ガラスが入っていますが光はスルーされます)ので反射鏡に当たらないLEDからの直接光がかなり広い範囲に照射されるため、眩しく感じやすいです。
このため反射鏡タイプを星空解説用に使用する場合にはフードが必須になります。
前置きが少し長くなりましたがV6が星空解説用に使えるかどうかを含め簡単なレビューを・・・
まずはビームの明るさですが、これまで使用したLEDライトの中で確実に明るいです。(ターボモード)
従来から使用している超々狭角ビームの改造LEDライトよりも数段明るくて、満月でも月の方向以外はそこそこビームが見えます。
ただしビームはやや太く5度以上の広がりがあって「だいたいこの辺」というレベルの指示能力になります。(レーザーポインターのようにピンポイントは無理です。)
月が明るいとき限定のポインターとしては活用できそうです。
V6の機能で特に気に入ったのがMoonLightモード(0.5ルーメン)というもの凄く暗い点灯状態をスイッチの長押しで得られることです。
真っ暗闇の中であまり眼を刺激しないレベルで手元を照らすことができます。
明るさ調整ができる製品は多いのですが、一度明るく点灯してからでないと暗くできないものが多いのですが、V6では消灯状態から直接このモードが得られるのがとても良いです。
最近のLEDライトは充電式のものが多くなっていますがV6もUSB電源で充電ができるので便利です。
手のひらサイズで、上着のポケットに入るサイズなのもありがたいです。
アマゾンで約9000円ですので少し高級ですが、かなり出番が多くなりそうです。