火星にダストストーム発生

今日も良い天気。

夕刻には落葉したカラマツの木立の向こうに富士山がクッキリ見えるようになりました。

ここのところ晴れることが多くなってきて嬉しいのですが、国内ではコロナウィルスの感染例が急増していて少し心配です。

気を緩めずに感染防止対策を徹底して行こうと思います。

さてスタパ周辺では天候が安定して来ているのですが、お隣の惑星「火星」ではダストストームが発生しているようです。

ダストストーム、少し前までは黄雲(こううん)と呼ばれていたのですが時にはこの黄色い雲が火星全土を覆ってしまうほど大規模な砂嵐です。

写真の左端近くの少し明るい部分が今回発生しているダストストームで、まだそれほど大きく広がっていません。

2年前(2018年)の大接近の時には近づいて丁度見頃というときに大規模なダストストームが発生し火星面上の模様がほとんど見えなくなって、少し晴れてきた頃にはかなり遠ざかっていました。

今回は接近のピークを過ぎての発生なのでそれほど心配していませんし、火星自身が太陽からだいぶ離れているし、南極冠もかなり小さくなっているのでそれほど大規模なストームになることはないと思います。

「隣の惑星で大きな嵐が起きている!」というのをリアルタイムで観測するのは(人にもよりますが少なくとも私は)かなりワクワクします。(惑星だけに・・・)

私が星の趣味にはまり込んだきっかけとして1970年の大接近の時に発生した大黄雲をリアルタイムに見たことが大きいのです。

この先火星はだんだん地球から遠ざかりますが、スト-ムがどのように変化するか見守りたいと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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火星にダストストーム発生 への2件のフィードバック

  1. 小澤利晴 のコメント:

    オーナー様、おはようございます。
    火星のダストストームが星にはまり込んだきっかけになったとのこと、すばらしいですね。1970年の大接近の時は私は6cm屈折でしたので、模様の存在はなんとかわかった程度でしたが、やはりリアルタイムで見ているんだと言う感動はありました。

    火星は木星や土星に比べて観測が難しい惑星ですね。特にダストストーム、接近時にさあこれからという時によく発生します。でも、おっしゃる通り他の惑星に砂嵐が発生している姿をリアルタイムで地球から観測できる喜びを感じることができれば、確かにワクワクしますね。
    もともと火星の模様というのは地形ですから、木星のように表面がガスで変化に富んだものではないので、砂嵐と言う現象が唯一の変化ではあります。また、砂嵐が収まって地形がまたはっきりし始める姿を見るのも楽しいです。

    天体の楽しみは無限ですね。

  2. スタパオーナー のコメント:

    小澤さま
    星の趣味にのめり込んで行き、さらにはペンションまで始めてしまう前になるには、いろいろなきっかけや切り口があるのですが、やはり1970年の火星大接近が大きなインパクトだったと思います。
    これからもいろいろなワクワクを大切にしながら天文ライフを楽しみたいと思っています。

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