ホントに超入門 「望遠鏡の使い方」-30:低倍率で行こう

ここのところ昼間晴れて、夜に曇ったり、雪だったりとイヤなパターンが
数日続いていて、今日もそのパターンかとあきらめていたのですが、
21時過ぎになって綺麗に晴れ上がってくれました。

満室のお客様に星を楽しんで頂くことができて良かった・・・(^o^)/
さて超入門シリーズ、今日は「低倍率で行こう」です。

11月6日の記事で「高倍率の勧め」というのを書いているので、「どっち
なんだ!」と叱られそうですが、あちらは逆説的な話で、ともすれば高倍率が
偉いと勘違いしている初心者の方に、自分の望遠鏡を一度できるだけ高倍率に
してみて、過剰な倍率が百害あって一利くらいしか無いことを身体で覚えて
頂きたいという主旨の内容です。

で、本命はこちら・・ 望遠鏡はできるだけ低倍率で使うのが吉というお話です。

「できるだけ低倍率」といっても漠然としていますが、具体的には口径(mm)を
倍率で割ったときの値が3~5くらいがお奨めの最低倍率です。
(口径60mmの望遠鏡であれば20倍から12倍くらいです。)

望遠鏡の焦点距離によってはここまで低倍率にできない場合もありますので、
あまりこだわる必要はなく、セットで付いてきた一番低い倍率と考えて頂いて
良いです。

倍率が低いと良い点を列記します。

・視野が広いので、導入が容易になる
・また、追尾が容易で、見失いにくい
・架台のグラグラが気になりにくい
・視界全体がクリアで明るく、色が鮮やかに見える
・また、階調も豊富に感じやすい
・低倍率用の焦点距離の長い接眼レンズはアイレリーフが長く覗きやすい

などなど、高倍率で使うより良いことがたくさんあります。

少し例が極端ですが、スタパの40cm望遠鏡は最低倍率が100倍なのですが、
ほとんどの天体はこの100倍でお客様にご覧いただいています。

100倍以上の倍率を使うのは惑星を見るときと、接近した二重星を見るとき
くらいです。

小さな望遠鏡でも考え方は同じで、基本は最低倍率で使い、惑星や二重星など
どうしても高倍率にしたほうが良く見える(充分に明るい対象だけ)必要に応じて
倍率を上げれば良いです。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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