今日は晴れのち曇り。
夕方までは晴れていたので薄明終了後に月を撮ろうと外に出たら曇った~・・・
チャンスを逃さないようにしないとダメですね。
さてスタパの星空観察会では星座の説明をするときに原則としてLEDライトを応用したポインターを使用しています。(レーザーは素人目にはとてもスマートですが、誤った使い方をするとお縄になってしまう可能性がゼロでないためです。)
具体的にはこちらのような超狭角型に改造したLEDライトです。
狭角型に光を絞る手法としては放物面鏡を用いる方法と、レンズを用いる方法があります。
放物面鏡の場合(左)、LED素子の大きさに対して相当大きく深い反射鏡を用いないと光漏れが大きいし、光を絞ることが難しいです。
レンズ式(右)ではレンズの焦点距離が充分長く(100mm前後)ないと光が絞れませんし、口径比の小さい(=レンズが大きい)ものでないと光束の利用率が低く暗くなります。
この意味では上の2タイプはいずれも星座解説用のポインターとしては不十分です。
個人的にはレンズ式のほうが光漏れが少なく光を絞りやすことから、自動車のプロジェクター式ヘッドライトに用いられているレンズをネットオークションで入手し改造して使用しています。
暗い空で使う分には充分なのですが、満月前後や光害の強い場所ではレーザーより視認性が低いのが欠点です。
でもLEDの世界は日進月歩の感があり発光効率が改善されているようですし、通常のフラッシュライト用以外にも車やバイク、自転車用など様々なタイプの形状、使用電圧の製品が出てきています。
なので、実はいずれレーザー並みのライトができるのではないかと組合わせるレンズも含めて研究を続けています。
光を細く絞るためにはLED素子は小さい方が有利です。
でも最近は明るいと謳うLEDライトを調べるとどうもLED素子を大きくして出力を稼いでいる傾向が強いです。
また商品紹介で「何千ルーメン!」などと謳っている製品のほとんどがパチモン。(ビックリするくらい良いお値段の製品はそれなりの性能が出ていますが・・・)
このため現物を見てみないと素子の大きさが分からないとか、実際にどのくらい光が出ているか分からないため、どうしてもライトが増えてしまいます。
できるだけ非改造で簡単にポインター用LEDライトを作る手法を編み出したいと思っています。