きょうは晴れのち曇りの天候でした。
さて昨晩は新調した中古ノートPCとAZ-GTi+ShrapStar50ED(D50/f330mm)+Neptune-CⅡのマッチングテストをしました。
これまでのシステムで問題なく動いていても何かひとつ部品を変更しただけで(手順をひとつ間違えただけでも)動かなくなってしまうことがあるため、すでにこなれたシステムでの実戦投入です。
使用アプリは
マウント制御用:SynScanPro
撮像+プレートソルブ用:SharpCap
星図+導入補助:ステラナビゲーター(Var.10)
案の定というかはじめは撮像用のアプリSharpCapでプレートソルブが成功せずにジタバタしました。(実はそれ以前に望遠鏡のフタを開け忘れていてジタバタしたのですが・・・)
SharpCapのプレートソルビング設定を見直したら何とか正常に動いてくれるようになりました。
かなりいい加減なワンスターアライメントですが、プレートソルブを行うと一発で視野内に導入してくれます。
定番のおとめ座ソンブレロ銀河(M104)です。(完全にセンターに来ないのはご愛敬)
口径50mmの望遠鏡ですが、40cm望遠鏡で眼視観察したときのような見え方です。
気をよくしておおぐま座銀河M81-M82です。
こちらはM82をプレートソルビングで導入後、ステラナビゲーターでM82とM81の中間をセンタリングするよう移動して撮影しています。
微妙な位置調整が星図アプリ上で出来るので楽です。
銀河の腕の部分の写り方は40cm望遠鏡の眼視観察を凌駕しています。
春の銀河群で最も濃い部分「マルカリアンの鎖」のスタート部分にあたるM84-M86付近
ノイズと区別が付きにくいですが7~8個の銀河が写っています。
おおぐま座のふくろう星雲(M97)。
肉眼では絶対に見えない青緑色の色が写ってくれます。
画面を見ているうちに天体がドンドンハッキリ見えてくるのは何ともワクワクします。
この先天体観察の主流が電視観察になって行く流れは止まらないでしょうね。
eVscopeのような全自動の望遠鏡もドンドン出てきて楽しそうです。
もちろん眼視で見る楽しさはまた別格なので楽しみかたが広がるという意味でも大歓迎ですね。