今日は日射しがあるものの雲多めの一日。
さてここ最近、星を眺めていると肉眼でも望遠鏡でもやたらと人工衛星が飛んでいるのを見つけてしまいます。
星が点に写るように望遠鏡を追尾させていると視野の中に線を引くように軌跡が写ります。
自分たちのいる地上で日が暮れていても、遙か高くを回っている人工衛星には陽が当たるので、地上が暗くなってからも見えるので特に宵の口や夜明け前にはたくさん見ることが多いです。
季節的にも太陽が深く沈む冬よりも、夜でも太陽が地平線下の浅いところにいて夜が短いこの夏至の頃には特に北の空に人工衛星をたくさん見ることができます。
昨日は少し早い時刻から観察会を開始していたのですが、電視観察をしていると人工衛星が視野内をドンドン横切ってい行きます。
観察会のあいだにご覧頂く天体をリアルタイムでスタックしているのですが、3分の1前後の確率で人工衛星が横切ってゆきます。(この記事でアップしている写真はいずれも昨日の観察会の時に撮影したものです。)
昔の一枚撮りの時と違って長時間スタックしてゆけばノイズとして除去できるので、それほど甚大な障害ではないのですが・・・。
人類の便利さ追求のため必要な物ではあるのですが、ここまで多いと少し恐い気もしますね。