日の出光学の双眼鏡<ヒノデ5×20-A4> その4

今、スタパではジャーマンアイリスが満開を迎えています。

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これだけ見事に花を付けたのは初めてです。

ゲストが少ないのが残念ですが・・・

今日は昼間からずっと曇りだったのですが、夜になって晴れてくれて
久々のダブルヘッダーになりました。

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月がだいぶ明るかったのですが、空気がクリアーに澄んでいたので
意外に暗い星雲星団まできて頂くことができました。

さて今日もヒノデ5×20-A4のレビューです。

昨日は主に星の見え方について書いたのですが、今日は昼間の見え方に
ついてです。

昼間屋外で従来機種のA3と今回のA4を見比べていると明らかに
A4の方がストレスが少なく見ることができます。

A3は斜め後ろからの接眼レンズへの光の映り込みが気になることが
多いです。

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写真は左がA3、右がA4です。

コーティングのグレードはいずれもほぼ同じマルチコーティングなの
ですが、どう見てもA3の方が反射光が強く見えます。

接眼レンズの微妙な曲率の違いや構成などによるものなのかも知れない
のですが、後ろ側からの反射光に差がありそうです。

また上の写真はメガネ使用を考え、見口を折りたたんだ状態なの
ですが、A4の方がレンズが奥まっていて、しかもA4の方がアイ
レンズの径が小さいです。

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見口を伸ばした状態でもA4の方がレンズが奥まっていることが
わかります。

のぞきやすさに差がないならば、レンズ径が小さく、奥まっていた
方が後ろからの光が差し込みにくくなり、見やすさが向上します。

またA4の見口はツイストアップ式のハードタイプなので、ガッツリ
眼を押しつけても安定して見ることができます。

この辺がストレスが少ない理由かと思います。

A4は最短合焦距離が従来より短く、1.5mくらいでも焦点を合わせる
ことができるようになっています。

視力により多少前後するかも知れないのですが、私の場合、立ち
上がった状態で真下のつま先を見ても焦点が合います。

このくらいで焦点が合ってくれると、近づくと逃げてしまう昆虫や
あまり近づけない花などを細かく観察したい時などにとても役に
たちます。

従来機ではそれができなかったので、とても有難い機能だと思います。
(続く)

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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