星景写真入門 その11

今日も暑い一日、でもスッキリしない天候でした。

160721hana

まだまだ「星景写真入門」が続きます。

5.星空撮影の実際

さあ、これまで解説したことを理解したらあとは実践あるのみ。

実際の撮影に臨みましょう。
5-1. 撮影までの準備

撮影までの準備をチェックリスト代わりに列記します。

1)機材の用意

カメラ(カメラレンズ、フード、フィルター、予備バッテリー)、三脚、リモコンスイッチ、ピント固定用テープ、ハンドライト、屋外用シートor座布団、露避けヒーター、etc.

160721camera0

2)カメラの設定

屋外に出てからでも良いですが、できれば明るい部屋の中でこれから撮影するであろう対象を想定した設定をしておいた方が外へ出てからまごつかずに済みます。

マニュアル露光モード、マニュアルフォーカスモード、シャッタースピード(例えば30秒)、F値(例えばF3.5)、ISO感度(例えば3200)、長秒露光補正ON、カメラによってリモコンスイッチ使用モード、液晶画面の明るさ(例えば暗め)、画質モード(できるだけRAW+JPGを推奨します)

160721camera2

忘れがちですがこのときにカメラの内蔵時計の時刻を正確に合わせるクセをつけて下さい。(もしも大火球などが写ったとき、あとでとても大事な科学データになります。)

ホワイトバランスは好みの問題もあるのですが、「オート」か「太陽」にしておけばよいです。
(RAWデータがあればあとからどのようにも変化させることが可能です。)

3)カメラ+三脚などの事前準備

これも屋外に出てからでも良いですが、慣れないと暗い中でカメラを三脚に取り付けるのに苦労するときがあります。

着けたつもりが完全でなくカメラを落としてしまうこともあります。

三脚にしっかり固定し、リモコンスイッチなども取り付けましょう。

リモコンスイッチやストラップがブラついて邪魔になりそうなときはピント固定用テープで固定してしまうのも手です。

カメラにはフードがあれば取り付けます。

また用いる場合はフィルターも取り付けます。

室内、または明るい場所でできることはできるだけ先に済ませておきましょう。

160721camera

以上で準備完了!

さあ外へ出て撮影を始めましょう!!

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天体写真, 天文関係 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください