林の中の小道もだいぶ雪が融けてスニーカーでも歩けるほどになってきました。
気温が高いので、雪融け水が道の側溝でキラキラ輝きながら流れています。
14日に降った雪もあと数日で消えてしまいそうです。
さて、昨日の記事の中で「アースシャドウ」という言葉を突然使ったのですが、
ピンと来ないかたもいるかもしれないので詳しく説明しておきます。
実はこのアースシャドウという言葉、私自身もわりと最近知った言葉です。
自然写真家の牛山俊男さんが映像ライブの中で良く紹介される現象で、
飛行機で日の出・日の入りの境界を通過するときにはとても判りやすく観察
することができるそうです。
下の図は日没時と、日没の少し後の太陽と地球の位置関係を示しています。
日没時は空全体に太陽の光が当たっているので空はまだ明るいです。
太陽が地平深くに沈むにつれて、太陽と反対方向の空の低空には(地球の影に
なって)、太陽の光が射さない部分が見えてきて、高度の高い部分の空とは
明らかに明るさが違って見えるというわけです。
影になった部分の少し上は、大気の上層部に赤い夕日が当たる形になって、
少しピンク色に見えるというわけです。
もう一度昨日の写真をご覧ください。
そういう眼で見ると地球が宇宙の中に浮かんでいる球体だということが
改めて実感できるのではないかと思います。