タケノコの季節

今日も終日曇り雨の一日でした

さてこの季節、スーパーなどでは春ならではの食材がたくさん並びますが、昨日は学生時代の先輩からタケノコを頂きました(実際には上の写真の3倍くらいです)

昨晩のうちに煮て、今日はタケノコづくしの食卓

旬のものを旬の時期にお腹いっぱい頂く何とも贅沢な日でした

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スタパの自動導入赤道儀 その2

今日は曇り一時雨の天候

さて少し間が開きましたがスタパの自動導入赤道儀の紹介を進めます

今日はスカイウォッチャーの自動導入架台AZ-GTiです

この架台、本来は経緯台式の自動導入機です

ファームウエアのアップデートにより赤道儀と経緯台どちらでも使えるようになります
(アップデートの記事はこちら)

ただし一度アップデートしてしまうと経緯台使用時にホームポジションの位置が変わってしまい元に戻すのは少しややこしいようです

このためアップデート後には赤道儀専用として使った方が良いかも知れません

また赤道儀として快適に使おうと思うと、バランスウエイト軸とウエイトのセット、赤道儀用の微動雲台が欲しくなってしまいます

ウエイト軸はズンギリの12mmボルトでも代用できますが、微動雲台は専用とも言えるケンコーのスカイメモ用が便利です

ただしAZ-GTi本体+三脚にウエイトや微動雲台を買い足すと結構な金額になりますし

そこまで投資して自動導入赤道儀を入手しようと考えるなら現状ではスカイウォッチャーの自動導入赤道儀Star Adventurer GTiを購入してしまった方が精度も安定度などの面で格段にお奨めになってしまいます

とは言えすでにAZ-GTiを所有しているとか、とにかくシステムを軽量化したいという場合には決して悪手だとは思いません

私の場合はワンランク上にOnstep化GP赤道儀が誕生してくれたので、特に軽量化に特化したシステムで使用する位置づけで活用したいと考えたわけです

というわけで超軽量級鏡筒との組合せでサクサク使う用としています

どこのメーカーのCMOSカメラでもSynscan+SharpCap+Stellariumの組合せでプレートソルビング機能により自動導入ができますし、ZWO社のCMOSカメラと組合わせればASIAIRでの運用も可能です

いずれの場合でも極軸合わせがかなりラフでもプレートソルビングでピタリと自動導入してくれます

ASIAIRとの組合せでは(ピント調整以外)電視観望入門用のSeestar-S50なみのお手軽さで運用できますし、

使用するCMOSカメラや鏡筒にもよりますが、だいたいはSeestar-S50に勝るとも劣らない画像をたたき出してくれます

8万円台のSeestar-S50より3倍前後の総価格になるので比べるのはコクですけれどね・・・

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クローズアップレンズから完全無改造でレデューサーを作る その4

今日は曇りの一日でした

さて無改造で組み上げたクローズアップレンズレデューサー、一昨晩は好天が続いてくれたので、屈折系の鏡筒でもそれなりのレデューサー効果が得られそうだったのこともありSE120S(D120/f600mm)に組合わせて実写してみることにしました

まずはお馴染みヘルクレス座の球状星団M13

アクロマート鏡筒であること月が明るいのでASI585MCにUV/IRカットとUHCを組合わせて使用しています(Gan252,30sec,23stack)

光学系のせいか、ピントの詰めの甘さのせいが、シーイングのせいかピントはやや甘めですが、星像は視野端までそれほど破綻していないようです

もう1天体、こと座のリング状星雲M57

こちらは30sec、5stackとわりに短時間の撮影ですが、観望レベルとしては充分な画像になっていると思います

シーイングや月明かりなどの条件の良い時に再検証が必要ですが観望レベルなら充分だと感じした

市販の汎用レデューサーにありがちな輝星による変なフレアやにじみも少なそうなそうですし、31.7mm径の先端に着けるタイプの簡易的なレデューサーよりも遙かに星像も良像範囲も良好です

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クローズアップレンズから完全無改造でレデューサーを作る その3

今日は曇りのち雨です

スタパの玄関脇に露地植えしていたノースポールが冬越えをしてようやく花を着けました

さて無改造で組み上げたクローズアップレンズレデューサー、シュミカセのLX200-20(F6.3)との相性もまずまずだったのに気を良くして他の鏡筒でも使えないかといろいろ試してみました

まずはケンコーのSE120S(D120/f600mm)にシュミカセで使用していたまま50.8mmスリーブをかいして取り付けたのですが鏡筒長が長すぎてドロチューブが一番内側でも合焦しませんでした

そこでレデューサー → センサー 間の距離を短くするため50.8→31.7の変換アダプターを背の高いタカハシ製から一般タイプに変更したところうまくフォーカスが出ました

縮小率は0.65倍程度で、F5のSE120SがF3.3程度になりそうです

気を良くしてD80/f800mmのアポ鏡筒でも確認したところ合焦可能でした

さらにビクセンポルタのA80Mfでも合焦可能です

勢いで15cmニュートンのビクセンR150Sで試したのですが・・・

残念ながらどうやってもフォーカスが出ませんでした

R150Sは合焦範囲が狭いのでコマコレクター的に縮小率の小さな使い方しかできないようです

とは言え屈折やシュミカセで0.65倍程度のレデューサーをメーカー品を使用しなくても市販の部品の寄せ集めで何とかできてしまうのはありがたいです

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クローズアップレンズから完全無改造でレデューサーを作る その2

今日は晴れのち曇り

気温はとても高く、ツクシがニョキニョキでした

さて先日組み上げたクローズアップレンズレデューサーをLX200-20(F6.3)と組合わせて天体の撮影をしてみました

シーイングが悪く月明かりも春霞もあって少し寝ぼけた画像になってしまいました

また月明かりのためか背景に少しムラがあります

下は13日に撮影した同じ天体(M13)です

写野はほぼ同等ですがコントラストやシャープさがかなり違います

同一夜の比較で無いので細かい判断は再検証が必要ですが、周辺の星像は純正レデューサーよりも優れているように感じますし、輝星のハロなども出にくいように感じます

コントラストやシャープさ、背景のムラなど同一夜で追って撮り較べしたいと思います

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LX200-20用バーティノフマスクを作る

今日は風が強く気温が低めでしたが良い天気でした

かなり月が明るくなってきました

宵の口はシーイングが激しかったのですが、SharpCapでスタックしたらそこそこ見られる画像になりました(もう一枚撮りには戻れない・・・)

さて先日LX200-20用の「ナンチャってフォーカス調整用マスク」を作ってうまく行かなかったという話を書いたのですが、友人がそれを見かねてちゃんとしたバーティノフマスクを作ってくれました

送ってくれたのはPP板のマスクが切り抜かれたシートだったので銀マットを細く切り枠を作って鏡筒の先端に嵌め込めるようにしました

鏡筒の内側にスッポリ嵌め込めるようにしたのは鏡筒に巻付け式フードを付けたままマスクの着脱が気軽にできるようにするためです

シュミカセは鏡筒の向きによってすぐにピントがずれてしまうので気軽にフォーカス調整ができるようにするためです

今夜は良い天気でしたので早速フィールドでテスト

輝星では見事なパターンが出てイイ感じでピント調整ができるようになりました

hosoさん どうもありがとうございました

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スタパの自動導入赤道儀 その1

今日は曇り一時雨の天候

3年前までスタパには自動導入ができる望遠鏡は天文ドームの40cm望遠鏡しかありませんでした

以前の自動導入望遠鏡は赤道儀にプラスしてモーターとマイクロコンピューターを内蔵したコントローラーがセットになっていたため、かなり高価なものが多かったのです

最近になってスマホやノートPCが高性能になってきたのでコントローラーの機能をそれらに任せ省いてしまう(=より安価にできる)製品が多くなってきました

またこの自動導入機にCMOSカメラとプレートソルビング機能の組合せることにより望遠鏡が目標の天体を自律的に導入してくれるようになって、架台や設置の精度が高くなくても良くなってきました

そんな事もあって気がついたらこの3年のあいだに40cm望遠鏡以外で自動導入赤道儀が3台になっていました

手前左側: AZ-GTi(赤道儀仕様) 搭載目安重量2~3kg

中 程 : GP赤道儀(Onstep化) 搭載目安重量4~5kg

右 奥 : AM5赤道儀 搭載目安重量10kg前後

この3機種、いずれもコントローラーが無くPCまたはASIAIR(望遠鏡制御専用のminiPC)+スマホで制御します

専用のアプリが必要なので気楽に貸出はできないのですが、普段ご自宅で同等品を使用されている方なら、ご自分のPCやスマホ(タブレット)を持ち込んで頂ければ重い機材を運ばなくても貸出可能です(セキュリティ対策のためPCやタブレットの貸し出しはできないのでご理解ください)

従来の手動式経緯台や一軸モータードライブの付いた赤道儀と比べるとお手軽さという面では劣るのですが、一度セッティング(慣れれば10~15分で)できてしまえばあとはサクサク目標の天体が導入できるので便利です

しかも電視観望と組み合わせれば目に見えないような天体もすぐに画面上で見られるようになるので病みつきになります

既にこのブログでは上記3機種は何度も登場しているのですが、スタパの自動導入赤道儀がなぜこの3機種に落ち着いたのかも含め何回かに分けて改めて紹介したいと思います

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クローズアップレンズから完全無改造でレデューサーを作る

今日は晴れのち曇り

薄明終了まではキレイに月が見えていたのですが・・・・

さてここのところ出番の多いLX200-20(F6.3)(シュミカセD203/f1280)、補正レンズも鏡筒もピカピカで眺めているだけでちょっとワクッとします

3月からこの鏡筒に純正の0.63倍レデューサーを装着して撮影しているのですが、友人からケンコーのアクロマート式クローズアップレンズを組み合わせると純正よりも像が良くなるらしい(特に周辺像が)、という情報をもらったので手持ちの部品で対応できないか検討してみることにしました

ネットで検索するとかなり前からたくさんの方がいろいろな組合せで実用化されていてなかなか成績が良いようです

ジャンクBOXを漁っていたら何とズバリ、ケンコーのアクロマート式クローズアップレンズNo2とNo3(いずれも52mm径)がでてきました

手持ちのボーグのリングを組み合わせてみたら・・、何とシンデレラフィット!!

鏡筒側から シュミカセネジ→M42アダプター ボーグM42→M57(7528) ボーグM57→M52(7405) No3レンズ No2レンズ ボーグ2”アダプタ-L(7509) 2”→31.7アダプタ-(タカハシ製) という構成です

全ての部品をただねじ込んで組み合わせるだけの超お手軽自作(自作と言えるのかどうか?)です

これだけ部品が都合良く出てきてしまうスタパのジャンクBOXも大概ではない気もしますが・・・

レデューサーからカメラまでの距離を変えたり、レデューサーを1枚にしたりといろいろな組合せを試しました

どうも上記の組合せだと縮小率が0.6倍くらいになるのでLX200-20(F6.3)と組合わせると焦点距離が800mmを割り、F4.0を下回りそうな勢いです

ただし接眼部側が少し長くなりすぎAM5赤道儀の三脚との干渉が懸念されたのでもう少し短いバージョンを組んでみました

レデューサーのあとの2”アダプターをSSタイプとSタイプの2個を組み合わせました

これだとほぼピタリF4になりそうです

ということで今夜は早速テスト撮影・・と準備したのですが、薄明終了にはスッカリ曇ってしまいました・・・

周辺までキレイな画像が得られるのか、ゴーストやフレアは出ないのかなど早くテストしたいです

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今日もSharpCapで月を撮る

今日は日中薄曇り、宵の口に少し晴れて深夜は雨になりました

宵の口の晴れ間で今日も月を撮ってみました

撮影機材は昨日紹介したウイリアムオプティクスのZenistar66SD(D66/f388mm)+ASI678MCの光学系をビクセンSP赤道儀ベースの片持ちフォ-ク式赤道儀です

これをSharpCapでスタックします

画面上で拡大して処理のパラメーターを変更しながら良さげなイメージになるよう調整します

今日は380枚ほどスタックしてみました

上は撮って出しの等倍切出しです

このままでも良い感じですが少しだけお化粧して・・・

どちらが良いかは好みの分かれるところかと・・・・

こちらはスタック無しの1枚撮りに少し処理をしたもの

これ見ると1枚撮りには戻れないかな・・と思ってしまいます

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月の撮影システムを見直す

今日は薄曇りの一日

夜はおぼろ月で一等星がかろうじて見える天候でした

さてここ数年、できる範囲で毎日見える月の撮影をしてきたのがこちら

タカハシ製FC65(D65/f500mm)の直焦にm4/3のカメラ(ここ1年はOM-1)+ケンコースカイメモS赤道儀仕様です

一枚撮りで月を撮るのには可も無く不可も無くといったお手軽仕様と言えます

だだし最近になってCMOSカメラの画像をSharpCapで撮像することによりさらに良い画像が得られることが分かってしまいました

昨年入手した高精細の惑星用カメラ(ASI678MC)も惑星がシーズンオフの時期は出番が無いので活用したい・・・

ということで組み上げたのがこちら

ウイリアムオプティクスのZenistar66SD(D66/f388mm)+ASI678MCの光学系をビクセンSP赤道儀ベースの片持ちフォ-ク式赤道儀です

バランスウエイトレスなので取り回しがとても楽です

月の直焦撮影をASI678MCで撮影するのには、センサーサイズが焦点距離388mmでちょうど良いです(500mmだと少しキツキツで運用しづらいです)

このシステムで今日写したのがこちら

冒頭のOM-1での一枚撮りと大きな違いがわかると思います

特に今夜のようなおぼろ月ではPC上でスタックすることによりコントラストが飛躍的に高くなり差が大きくなるようです

望遠鏡と一緒にPCも持ち出さないといけないので少し面倒ですが画像の出来上がりをみるとその価値はありそうです

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