週末ですが晴れない・・・

今日も雲の多い一日、夕方までは晴れ間があったのですがね・・・

観察会ではとりあえずドームにご案内したものの、月と1等星くらいしか見て頂くことができませんでした。

観察会を始めるまでは月だけはまともに見えていたのですがね・・
(上は40cm望遠鏡の100倍をスマホで撮影したものです。)

これで4週連続週末悪天候になってします・・・・

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SVBONY SA401がやってきた その4

今日は曇りの一日。

スタパの敷地内ではあちこちでジャーマンアイリスの花が満開です。

さて今日もSvbonyのフィールドスコープSA401で遊びます。

眼視観察では充分な光学性能と高い機動性が得られることがわかり、月くらいならスマホで撮影できそうなことも分かりました。

そうなると少し欲が出てきて、もっと他の天体の撮影ができないかと思ってしまい組み上げたのが上のセットです。

2インチ接眼レンズ用のデジカメアダプターを介してSvbonyのCMOSカメラSV305にCマウントレンズ(6mm/F1.2)を覗かせてコリメート撮影をするセットです。

別角度から・・・

昨晩は雲が多くゆっくり検証できていないのですが、雲間にときおり見えるベガを導入して撮影してみました。

SA401とCMOSカメラ側の光学系の相性があまり良くないのか、星像が今ひとつ、特に視野周辺の星像の乱れは少し残念です。

SV305の感度ももうひと声欲しい期がしますが、天候の安定しているときにもう少し設定を検討してみたいと思います。

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SVBONY SA401がやってきた その3

今日は晴れのち曇り、夜は雲間に星がときどきチラリといった天候です。

さてSvbonyのフィールドスコープSA401、昨晩・一昨晩と天候に恵まれたので星空散歩を楽しみました。

今日はビクセンのポルタ式経緯台にスポットファインダーと同架して使用します。

一昨日紹介した月と金星を見たあと、薄明が完全に終わるのを待って様々な天体を見ました。

さそり座アンタレス、M4、M6、M7、いて座M8、M20、M22、M25、M24、M16、M17、たて座M11、はくちょう座アルビレオ、31番星、こぎつね座M27、こと座M57、ε、η星、りゅう座の低倍率向け二重星群を幾つか、りょうけん座コルカロリ、M51、おおぐま座ミザールなどなど、軽く20天体以上をサクサク見てみました。

SA401の低倍率端(20倍)では実視界が2.2°あるので、スポットファインダーで「だいたいこのあたり・・」と狙うだけで、ほとんどの対象が視野内に導入できているのを見つけることができます。

あまり天体の位置に詳しくなくてもスマホアプリ(SkySafariなど)でだいたいの位置を確認しながら狙うと意外にあっさり視野に捉えることができます。

天体によっては(特に淡い物は)少し倍率を上げた方がバックグランドが暗くなって淡い部分が浮かび上がるので見やすくなります。

もちろん20倍~60倍のズーム式なので20倍で導入したら60倍までの範囲で見やすい倍率に調製して見ることができます。

実は今回のSA401での星見では幾つかの天体については、
ポルタA80Mf(アクロマートD80mm/f910mm)と
FL90S(アポクロマートD90mm/f810mm)との見え方比較をしています。

いずれも60倍以上も得意な長焦点屈折ですが、60倍までの範囲での比較ではA80Mf以上FL90S未満という当たり前の結果になりました。

60倍ではさすがにこと座ε(ダブルダブル)のそれぞれを分離することはできませんでした。

また先日の12cm屈折と15cm反射の見え方比較と比べると少し迫力に欠けるのですが、それでも上に挙げた星雲星団はすべてソレなりに見ることができました。

SA401のコンパクトさと、より低倍率(広視界)による使いやすさと機動性の高さを考えるとかなり楽しい「天体」望遠鏡としての使い方があると思います。

望遠鏡と言うと、つい高倍率が欲しくなるのですが、実際本当に星が綺麗な夜にはむしろ低倍率のほうがたくさんの天体を楽しむことができます。

双眼鏡と天体望遠鏡のI間を補完する機材としても大いに活躍してくれると思います。

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おおぐま座M101の超新星

今日は良い天気。(遅くなって雲が広がりましたが・・)

今夜も月と金星がキレイでした。

さて、ここのところ大きな天文ニュースが少ないですが、おおぐま座の系外銀河M101に超新星が発見されたそうなので望遠鏡を向けてみました。

M101は回転花火銀河と呼ばれる有名な系外銀河で、日本の超新星ハンター板垣氏が19日に発見されました。

黄線で示したのが今回発見された超新星です。

これだけ見ていると本当にこれか? となるので以前撮影したものも載せておきます。

確かにこんなに明るい星はなかった・・ということがわかると思います。

「超新星爆発」といっても望遠鏡がないと見えない現象なのでかなり地味な話です。

でも、たった一個の恒星が1千億個単位の恒星の集まりである銀河の中で、その銀河の明るさに比肩できるほどの明るさで輝いているということを考えるとたいへんな事件であると言えます。

「新星」といっても星が核融合反応を終えるときの最後の姿。(いわゆるイタチの最後っ屁みたいなもの・・・ あ~・・ちょっと違うかな・・)

核融合反応が終わっても星が完全に消失してしまう訳ではなく、中性子星という星に生まれ変わるので、これを寿命というのは少し違うと思うのですね。

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SA401でお月見 月と金星が並ぶ

今日は雨のち晴れ。

夕方にはかなり接近して横並びになった月と金星を眺めることができました。

少し雲に邪魔をされましたが拡大して撮ることもできました。

今日は先日スタパにやって来たSvbonyのフィールドスコープSA401でいろいろ星を見てみました。

上はSA401でスマホ撮影した森に沈みかけの月です。

アポクロマートと謳っているもののF5を切る焦点距離なので、月や金星など明るい物を見ると高倍率端(60倍)では少し色収差が出ますが、アクロマートのポルタA80Mf(D80mm/f910mm)よりも少ない感じです。

85mmの口径は月を観るのに充分な大きさで、60倍で見る月はなかなか迫力があって楽しかったです。

金星も東方最大離角が近く、視直径20秒を越えていることもあり半月型に見ることが出来ます。

また普通の恒星を見る程度では色収差はほとんど気にならないです。

低倍率端から高倍率端まで視野周辺でも非常にクリアでシャープな恒星像を結んでくれます。

ヘルクレス座の球状星団M13を少しザラザラした感じに見ることができました。

高倍率がお気楽星見の強い味方になりそうです。

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低倍率で遊ぶ

今日は曇りのち雨。

天気が悪いのでジャンクボックスをひっくり返してゴソゴソ・・・

ここしばらく白内障ですっかり視力が落ちていたこともあり、(手術が終わるまでは)あまり望遠鏡の見え方や評価などをしていなかったのですが、良く見えるようになった事もあり、やたらと眼視で楽しむ方向にアレコレ眼と頭を使っています。

今日は低倍率・広視界のスコープについて検討していました。

眼を患っていて時にも思っていたのですが、眼視でもうひとこえ暗い星が見たいと思うことがよくあります。

そんなときはできるだけ低倍率で広視界で暗い星が見えるスコープが欲しくなります。

上はスタパにあるとにかく低倍率のスコープを並べています。

フロントコンバージョンレンズも混ざっていますが、基本的にガリレオ式の望遠鏡と同じ構成です。(ピント調製ができないのですが近視でなければ星を見るのには困りません。)

1.6倍~3倍まではガリレオ式、3.8倍~5倍はケプラー式のレンズ構成です。

ガリレオ式は倍率が高いほど視界が急速に狭くなり、倍率分だけ瞳孔径を拡大する効果があります。

集光力で換算すると倍率2倍で集光力4倍、倍率3倍で集光力3倍となり、理論値(レンズの透過率を無視すると)では倍率2倍で約1.5等級、3倍で約2.5等級分暗い星が見えることになります。

倍率が高くなると視界が急速に狭くなると書きましたが、上記の例では3倍のガリレオ式より3.8倍のケプラー式の方が実視界が広いです。

ケプラー式は倍率と接眼レンズの見かけ視界で実視界が決まるので少し難しいです。

集光力は対物レンズの面積に比例するのですが、倍率が低すぎて射出瞳径が7mmを越えてしまうと集光力が部分的に反映されなくなる問題が発生します。

それ以外にもいろいろややこしい問題があるので、机上で検討するより論より証拠、実際の星空で検証する方が確かだということになります。

とは言え今夜は星が見えないので検討はここまで・・・、

最終的には見え味意外にも携帯性・可搬性など運用のしやすさも重用ですね。

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SVBONY SA401がやってきた その2

今日も雲の多い天候で、夜は星が雲間に1個、2個といった感じでした。

さてSvbonyのフィールドスコープSA401レビューの続き

今日はビクセンのポルタ式経緯台に載せてみました。

L字アームを介し、横にドットファインダーを同架しています。

60倍でもいきなり対象を導入できますし、とにかくとても安定して使えます。

実際の見え味ですが、低倍率端、高倍率端ともに視野の端までかなり平坦な像を結んでくれます。

視野周辺はほんのわずか色収差が出ますが、星像が破綻するほどのピントのズレやゆがみはほとんど無いです。

夕方、東方最大離角が近い金星を観たのですが60倍では半月に近い形がハッキリ、気持ちよく分かりました。

クリアに晴れてくれないので星雲星団の見え方はお預けですが、星像のクリアさからかなり期待できそうです。

使い勝手としてSV406Pのピント合わせ機構がツマミ式のデュアルフォーカス(微動と粗動)であったのに対し、SA401は鏡筒一体型のシングルフォーカス式です。

もちろんデュアルフォーカス式の方が便利な気がするのですが、実際のところ分厚い手袋をしてい時などはSA401の方式が良いし、慣れればそれほど不便とも感じないです。

適度なトルク感のあるフォーカス機構は気持ちがよいです。

フォーカスリングを廻した後に接眼レンズのズームリングを回すとスカスカと言って良いほど軽く回ります。

あまり硬くても困るのですが、フォーカスリングの高級感のあるトルク感と比べると少し安っぽい感じがしてしまいます。(まあ慣れもあるし、実害は全く無いですが・・・)

SA401の三脚台座はなんとアルカスイス互換の形状になっています。

アルカスイスタイプの三脚雲台を使用している方にはとても便利だと思います。

とても残念なのがレンズキャップ・・・

キャップの脱着が非常にやりにくく、特に一度外すとはめこむのにとても苦労するし、フードを一番縮めた状態にしないと取付けできないです。

SV406Pのように被せ式で、外しても落ちないタイプにして欲しいです。
(このキャップ、絶対に無くすと思います。)

もう一つ残念なのがソフトケース。

SV406Pもそうでしたが、脱着が超やりにくい。

着せたら着せたでフードの出し入れだの、フォーカス操作だのがとてもやりにくくなる、鏡筒の回転ができなくなる・・・

ということで私は絶対に使わないと思います。
(あッ、レンズキャップ替わりに前と後だけ使おうかな・・・と)

持ち歩きを考えるなら、スコープがスッポリ入るキャリングケースにして欲しいところです。

細かいところのツメが今ひとつではあますが、光学性能や使い勝手は(値段のわりに)かなり良いと思います。

高級機メーカーのAPOと比べると「どうかな~」(実際に見比べている訳ではないので・・)とは思いますが、価格が桁違いにお安いので気楽に使い倒す積もりの運用には最適だと思います。

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SVBONY SA401がやってきた

今日は雲の多い日中で、夜はそのままベタ曇りとなってしまいました。
(3週連続週末の曇りです・・・)

さて昨日のこと、Svbonyさんからこんな(けっこう大きな)箱が届きました。

中を開けると・・・

フィールドスコープSA401が出てきました。

SVBONY SA401 APO EDで、口径85mm20-60倍ズーム、対物アポクロマート仕様です。

スタパには従来から同社のSV406P(写真下)という口径80mmEDレンズ仕様の20-60倍があります。

5mm違いの口径、APOとわざわざ銘打った個体との違いに少し京見がありました。(上で左が口径85mmのSA401、右が80mmのSV406P)

Svbonyさんには同じ口径85mmでEDレンズ仕様のSA405という製品が価格差9000円でラインナップされているのですが、あえてAPOを用意するというのはそれなりに自信あってのことかとも思えます。

そんなわけで早速このSA401(85mmAPO)とSV406P(80mmED)を見比べてみました。

比較し始めてすぐに気付くのが視野の明るさの違いと色味の違い。

口径差5mmとは思えないほどSA401の視界が明るいです。

色期はSA401は寒色系で少し冷たく感じ、SV406Pは暖色系で赤味の強い見え方をします。

好みの問題ですが個人的にはSA401の方がクリアに感じで好感を持ちました。

SV406Pは接眼レンズが交換可能で望遠鏡用接眼レンズが使えるのですが、SA401は専用設計、接眼レンズの取り外しはできますが望遠鏡用レンズが鶏くけられません。

ただし専用設計だからかどうか分かりませんが、同じ20-60倍なのに同倍率であればSA401の方が見かけ視野が広いです。(当然実視界も広いです。)

上は20倍のコリメート撮影。

わずかですがSA401の視野円が大きく写っているのがわかると思います。

こちらは60倍の比較。

明らかにSA401の視野円が大きく、実視界が広いのがわかると思います。
(昨日霧の中での撮影のため中が霞んでいるのは光学系のせいではありません。霧がなければ実際は視界はとてもクリアです。)

SA401の接眼レンズは設計が新しいのか3倍ズームレンズとしてはかなり見かけ視界が大きいように感じました。

両機種ともアイポイントの位置に寛容で、ブラックアウトやビーンエフェクトになりにくい、たいへん覗きやすい接眼レンズです。

SV406Pの望遠鏡用接眼レンズが使えるというのはとても大きな魅力には感じられるのですが、実際運用しだすとほとんどの場合、純正ズームレンズでしか観ることがないのが実状でした。

フィールドスコープの機動性と純正接眼レンズの覗きやすさを考えると、あえて交換用のレンズを持ち歩くのもナンセンスのような気がします。

口径差5mmですが質量はSA401が2192グラム、SV406Pが1625グラムと500グラム以上の差があり、持ち比べるとSA401がズッシリとした感じがします。

使用時は三脚に載せるのが前提ですのでこの程度の差は悩むところではないのですが、可搬性を考えると少しだけ悩ましいところです。(続く)

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ケンコーSE120 三番勝負 R150S編 その2

今日は曇りのち雨。

雲の中にいる時間が長かったようです。

さてケンコーSE120(D120mm/f600mm)とR150S(D150mm/f750mmニュートン)で見え方の比較の続きです。

今日は散開星団から

一昨晩観たのは さそり座M6とM7、たて座M11、へび座NGC6633の4天体 (写真はM11)

いずれも口径ミリ倍/2(口径150mmなら75倍)にして観ると、かなりの迫力で星の集団を楽しむことができます。

M11は微光星の多い星団なのでR150Sの方がより微光星がみえて迫力があります。(といっても眼視では下の写真くらいに見えます。)

M6やM7のように広がりが大きく明るい星の多い星団ではSE120も充分に楽しめます。

明るい星が多いと色収差の関係かSE120のほうが派手な感じもするので、対象により優劣付けがたい感じです。

次に散光星雲

観たのはいて座M8、M17(M16もチラりと見ましたがじっくり比較しなかった・・) (写真はM17)

散光星雲に関しては集光力の差でR150Sの方が確実にハッキリ見えます。
(といっても眼視では下の写真くらいです)

でもサイドbyサイドで見比べるから違いがわかるものの、SE120でも充分上の写真のように見えます。

どちらの鏡筒も射出瞳4~5mmの低倍率(25~30倍)よりも射出瞳が2mmくらいの倍率(60~75倍)の方がバックグランドが暗く締まり星雲が見やすかったです。

惑星状星雲もこと座のM57とこぎつね座のM27を見ました。(下の写真はM27)

惑星状星雲も散光星雲と同様R150Sの方がよりハッキリ見えますが、その差はやはり見比べないと分からないレベルです。

散光星雲と同様に少し高めの倍率の方がハッキリ見えていました。

銀河についてはりょうけん座のM51を見ました。

これもやはり口径の勝利、R150Sの方が良く見えました。

SE120でもハッキリと存在は分かるのですが、やはり銀河を眼視で楽しむためには口径150mmでも力不足という感じがします。

そういった意味ではハイブリッド観察のありがたみが特に感じられるところです。

最後に二重星。

観たのはしし座アルギエバ、おとめ座ポリマ、うしかい座プリケルマ、こと座ダブルダブル、はくちょう座アルビレオ(写真はアルビレオ)

面白いことにここでR150Sが苦戦します。

R150Sの方はニュートン式反射であること、斜鏡の支持金具が1本脚退部であることなどからあまり高倍率は得意でないようです。(光軸修正が完璧でなかったかもしれません。)

高倍率での二重星の分離ではSE120が優れていました。

アルビレオなど美しい星の色を楽しむという面では反射であるR150Sの方が有利でしたが、高倍率にすると星のチャカ付きが激しく見えていました。

今回は月や惑星を観ていないので充分ではないのですが、ハイブリッド観察用の鏡筒としてSE120はバランスの取れたまあまあの選択かなという気がしています。(ちなみに今回、前回に使用した天体写真はいずれも一昨晩観察をする傍らSE120の直焦点で撮影したものです。)

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ケンコーSE120 三番勝負 R150S編 その1

今日は晴れのち曇りで、ゆっくり下り坂のようです。

さて昨晩は良い天気。

入院中の二晩も昨晩以上に良い天気で恨めしく思っていて、その前は薄雲があったり月があったりと、ゆっくり星が見られていないこともあり、

右目はまだ本調子では無いもののどうにも我慢がならずじっくり星空さんぽをしてしまいました。

ほとんど防寒らしい装備をしなくても外に居られるよい季節でもあります。

さて昨晩使用した機材はケンコーSE120(D120mm/f600mm)+経緯台仕様のAM5のハイブリッド観察システムです。(写真右)

ただこれだけで観るのももったいないので、ポルタ式経緯台に載せたR150S(D150mm/f750mmニュートン)で煮え方の比較をしながら様々な天体を見ました。

実はSE120をハイブリッド観察システムのメイン鏡筒にしたものの、手持ちの他の鏡筒と比べた時にどのような得失があるのか試してみたかったのです。

幾つか比較用の候補があるのですが、まずは口径的に一廻り格上の15cmF5ニュートン反射と比較してみることにしました。

同口径の反射と屈折とでは屈折が勝り、同レベルの見え方を望なら反射はひと廻り大きくする必要がある、というところも検証したいと思っていたのもあります。

何だかんだと5時間くらいの間に18個の天体を比較観察しましたので、天体の種類毎に見え方の違いなど紹介したいと思います。

まずは球状星団

昨晩観たのは。さそり座M4、へび座M5、ヘルクレス座M13 (写真はM4)

いずれも口径ミリ倍(口径150mmなら150倍)にして観ると、一見星雲状、よく観察すると細かい星の集団であることが分かる感じで、M4は肉眼望遠鏡を覗いて見るとこんな感じです。

長時間スタックした写真と比べるとがっかりですが、どちらも予想外に良く見え星の大集団であることが見えます。

充分比較しないと大きな差は感じられませんが、口径が大きなR150Sが微光星まで見えて倍率が高い分迫力があるように感じました。 (続く)

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