双眼鏡を一脚で使う

今日も雨模様の1日。

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梅雨ですから雨が降ってくれないと後々いろいろと問題が生じるので
あまり文句を言いたくないのですが、そろそろお日様が恋しいです・・・

さて今日は双眼鏡の使い方のお話。

双眼鏡を使うとき、ほとんどの場合は手で持って使うと思います。

でも手持ちで夜に星を見ると昼間以上にブレが気になってしまうことが
多いです。

また星用のわりと大きめの双眼鏡(7倍50mmなど)を持って長時間
上を見上げるのはかなり辛い作業です。

10倍以下の低倍率な双眼鏡でも三脚に固定して見ると、驚くほど
細かい星が見えるようになったり、細かいところまで見えるように
なります。

でも三脚に固定してしまうと、態勢が不自然で長時間覗くのが辛い
ことが多かったり、双眼鏡本来の自由に振り回せる楽しみがスポイル
されてしまいます。

折衷案というわけではないのですが、私は従来から一脚を組合わせる
ことを推奨しています。

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一脚を片方の脇で挟んで使うと体幹で保持するので、ブレが少なく
手も直接双眼鏡を持たずに一脚を持てば良いので、腕の疲れも軽減
できるからです。

脇で支えるので多少コツがいるのですが、先日ネットでこんなものを
見つけてしまいました。

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「一脚・三脚 ホルダー ホルスター」という長ったらしい商品名で
内側が素通し穴、外側が袋穴になって、ベルトに取り付けるように
なった商品です。

これを使うと・・・・

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脇に力を入れることなく楽な姿勢で双眼鏡を覗くことができます。

水平方向と高度の高い方向では一脚の長さを変えないといけないの
ですが、慣れるとこの高度の時はこのくらいの長さというのが判って
きて、それほど悩まずに調節が素早くできるようになります。

立ったままでも手持ちより比べものにならないほど安定して見え
ますが、椅子に腰掛ければさらに楽に長時間楽しむことができます。

素通し穴と貫通穴はこんなふうに使い分けることができます。

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使わないときはクルッと丸めて附属のカラビナで一脚のストラップに
ぶら下げておけば持ち運びにも困らないです。

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一脚はネットで2000円もしない細くて軽い物で充分です。

「ホルダーホルスター」と込みでも3000円ちょっとで双眼鏡の見え味と
使い勝手が劇的に改善されると思えば安い物だと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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