相変わらずスッキリしない天候ですが、今日はまた少し暑さが戻りました。
それでも一頃の暑さとはだいぶパワーが弱い感じで、だいぶしのぎ
やすくなっています。
さて今夜は少しだけ晴れ間がありましたので、観察会の後に先日の
原村星まつりで入手したテレコンビノで星空を眺めてみました。
テレコンビノというのは、デジカメなどのレンズの前に取り付けて
焦点距離を2倍の望遠にする「テレコンバージョンレンズ」を2個
並べて双眼鏡に仕立て上げたものです。
テレコンバージョンレンズ(以下テレコン)というのは原理的には
ガリレオ式望遠鏡と同じもので凸レンズと凹レンズを組合わせたもの
です。
ただ望遠鏡として使う場合はどうしても倍率を高くしたくなりがちで
あったり、対物レンズを大きくしても人間の瞳径の関係上、最微光星は
変わらないなどの慣例のような物があって、製品としてはごく限られた
ものしかありませんでした。(笠井トレーディングのワイドビノ28など)
カメラ用のテレコンではケラレを無くすために前玉(=対物レンズ)を
大きくしなければいけないことや、倍率をあまり上げてしまうと
解像度が悪くなることから2倍くらいの倍率が標準になっています。
このテレコンを望遠鏡として使うと前玉が大きいので、ガリレオ式
望遠鏡の原理上、とても広い視界を得ることができます。
前玉がいくら大きくても、目に入る光の量は倍率で決まってしまう
ので集光力は肉眼の4倍になるので、肉眼より1.5等星くらい暗い星が
見えることになります。
とにかく肉眼の延長上の補助として低倍率で少し見えづらい星座などを
探すのにはもってこいの性能ということになります。
こういった性質のものを二つ並べて双眼鏡に仕立てたのがテレコンビノ
というわけです。
前置きが長くなってしまったので続きは後日・・・・
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