今日は朝から曇り空。
夜には雨になってしまいました。
さて今年は2年に1度の火星接近の年。
5月の末頃には最接近となり5月~6月が見頃となります。
大接近ではないのですがこの期間はわりと小さな望遠鏡でも大まかな火星面の模様を見ることができると思います。
スタパの観察会でも5月初旬から7月下旬までご覧頂くことができます。
今年の火星はさそり座のアンタレスの近くにいて、まさにアンチアーレス(火星に対抗するもの)というアンタレスの語源がそのまま活きる感じです。
ただ最接近の頃の火星はやたらと木星並みに明るくアンタレスはだいぶ分が悪い感じがするかも知れません。
この後、火星は逆行(星座の中を行ったり来たりする惑星特有の運行)をしててんびん座に移るのですが、8月末頃にはまたアンタレスのすぐ近くに減光しながら戻ってきます。
8月末(8/25前後)火星とアンタレスが並んだ状況はかなり見る価値のある物になると思います。
そして今年はズッと土星がアンタレスの近くにいて、この二つの星の戦いを見守るように輝きます。
スタパではGW明けから8月中旬くらいまで観察会でご覧頂けると思います。
火星も土星も南の低い位置で南中する時期ですので、観察できる期間がかなり短いシーズンです。