今日は終日良い天気。
この時期に出がちな春霞もなくクリアな八ヶ岳ブルーが楽しめました。
スタパではツクシがニョキニョキ顔を出しています。
さて今日も双眼鏡シリーズ、うしかい座付近の続きです。です。
9.双眼鏡で楽しむ星巡り
9-41 うしかい座付近(2)
ABK104 うしかい座ε(イプシロン)星 アゲハチョウ星列 分類:星列
うしかい座の腰のあたりにあるε星はプリケルマと呼ばれ非常に美しい二重星だといわれています。(2の丸の上のほうにある輝星がε星です。)
でもこの星、スタパの40cm望遠鏡で見てもあまり綺麗に見えなくて、もっと大きな望遠鏡で見ないと美しく見えない少し難しい星です。
でもこの星の周辺にはアゲハチョウのように星がつなげられる星列があります。
写真では蝶々が逆さまですが、うしかい座が南中を過ぎてから見ると、しっかりと蝶々のように見えてきます。
「うしかい座ε星アゲハチョウ星列」と呼びます。
ABK105 うしかい座アルクトゥールスの卵を抱く鳥星列 分類:星列
春の一等星の中でひときわ明るいのがうしかい座のアルクトゥールスですが、空の条件の良い時にこの星を双眼鏡で見ると、この星を取り囲むような三角形に近い星列が目に着きます。
またこの星列のすぐ上(北側)には小さな三角形があって、これを結ぶとまるで卵(=アルクトゥールス)を暖めている親鳥のような星列を結ぶことができます。
アルクトゥールスがとても明るいので光り輝く金色の卵をとても大切に温めているような感じがして、こちらの気持ちまで少し温かくなるような気がします。
この星列を「うしかい座アルクトゥールスの卵を抱く鳥星列」と呼びます。